マスタリングでオレンジにお邪魔しました。
ミックスダウン後、そのままマスターとして完成させるのが理想ではありますが、
ゲームサントラなど曲数が多い場合は、そのまま進めることはほぼありません。
今回はわりと「オラついてる」低域の楽曲が多く、トリートメントも含めていくつかのアイデアを
試す場となりました。
小泉さんからは各曲について「2パターンあるので好みでどうぞ」と提案があり、
どの曲もキックとベースに対するアプローチの違いによるもの。
低域の扱いひとつで楽曲全体の印象が大きく変わることを、改めて実感します。
担当曲をすべて終えた最後には、「めっちゃ最高でした、そして楽しかったです!」と、
自然と口から出るほど、ここで聴く音はいつも「素音」のようで、そして各曲の流れの重要性を
再確認させられる場でもあります。

小泉さん、改めてありがとうございました。
制作雑記
現在、愛用している製品のレビューを進めています。
今まで使ってきたからこそ見えてくる部分も多く、好きな物であるがゆえに忖度のない内容になっています。
それを「未来へ向けたレビュー」として形にできるのは、このうえなくありがたいことだと感じています。
並行して、今週も変わらずフェーダー作業の日々です。
ルーティン作業の中で、空の波形を書き出してしまったり、ファイルフォーマットを間違えて出力してしまったりと、なぜか定期的に発生するうっかりミス。
完全に自前案件ではあるのですが、結局のところ、しっかり目と耳で確認する以外に確実な方法はありません。
そこで重宝しているのが、DAWから書き出したファイルをそのまま高速で確認できる
『TASCAM Audio File Manager』 です。
サムネイル波形とファイル情報を素早くチェックできるため、日々の確認作業に欠かせない存在になっています。
https://tascam.jp/jp/product/audio_file_manager/top#overview-video
起動にはTASCAM IDの登録が必要ですが、利用は無料。
チュートリアルビデオも用意されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
1クリックで完結する処理と、最終的には実時間での確認が求められる2026年現在。
フェーダーワークとともに、自動化と人の判断が行き交うハイブリッドな今を楽しんでいます。
近い未来、こうした工程もきっと味わい深い記憶のひとつとして残るのでしょう。
技術が進んでも、確認し、向き合い、手を動かす時間そのものは、これからも変わらず大切にしていきたいものです。