「おい。少年。待ってたぞ」
…こ、この声はっ!
スコット「少年の名前は、なんというでありますか?」
え、あ、ジャ、ジャッキー……。
スコット「ついに!ついに!来てくれたであります! この日をどれほど、待ちわびていたかっ……」
……。
スコット「……あの伝説のモンスターマスターが、この地を離れてから、何年にもなるであります!
おかげで今、この地はベラ・モゲラッチョの新たな脅威にさらされているのであります!」
えっ、この地を離れた? 離れたって、どういうこと?
スコット「しかし!われわれは、その“脅威を打ち負かす”方法を、あの遺跡の壁画から、
解読したのであります!」
スコット「そのメッセージでは、“その青き衣をまとった戦士がはるか南方より現れ、
この島に残る最後のキョウイを打ち負かすであろう”と書かれていたであります!
そして、こうも書かれていたであります!“その青き戦士、その名はチャッピー”」
スコット「そう! 少年!キミのことであります!」
……え? い、いや オレの名はジャッキー。チャッピーなんて名前じゃないんですけど……
スコット「さらに!親切なことに、その脅威を打ち負かすヒントまで書かれていたでありますっ!!
“平原が大いなる一筋の涙を流す時、その戦士は涙の行く末をだどり、大いなる涙を飲みほし、
戦士と真の姿を現す”!!!」
スコット「さあ、少年! その川に飛び込むであります!!!!」
えっ、えっ、ちょっと待って! だからオレはチャッピーじゃなくて、ジャッキー……
ドンッ!
うわぁぁぁぁ!!!!!
ごぼごぼごぼ……
(つづく?)