(日記 その1)
(日記 その2)
(日記 その3)
(日記 その4)
ヒロインガール「さあ、姉の敵! 我らの怒りの魂を宿したこの剣を受けてみよ!
ア・ル・テ・マ・ソー!……」
「ドーーーーーン!」
ヒロインガール 「わっ! い、いったいなんだ!?」
ファイターガール 「ねえさん、あ、あれを見るだわさっ!」
ヒロインガール 「あ、あれはっ……!」
「ブオオオオォォォォン!」
ヒロインガール 「ブオーンJr!」
ファイターガール 「なんで雪山にいるはずのブオーンJr.が海岸にいるだわさ!?」
マージガール 「そ、そうよ! 雪山から海岸まで、5万キロは離れてるはずなのにっ!?」
プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス……」
ドシーン! ドシーン!
ファイターガール 「か、確実にこっちに向かってきてるだわさ! このままじゃアタシたちみんな
ペシャンコにされちゃうだわさ!」
ヒロインガール 「ひとまず、後ろの洞窟に逃げるんだ!」
ファイターガール 「わかっただわさ! ……って、あんた、
いつまで強者のよゆうをぶっこいてんだわさ!」
「そんなこと言ったって、動けないんだからしようがないだろーーーっ!」
ヒロインガール 「ここでJr.に踏みつぶされては、姉さんの死に報いることができなくなる!
さあみんな、こいつを持ち上げていっしょに洞窟まで逃げよう!」
ファイターガール 「まったく、とんだヒーローなんだわさ! さあ、持ちあげるよ!」
マージガール 「……ううっ、重いっ! こいつきっと、3万トンぐらいあるよ!」
プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス……」
プチットガールス 「えっさ、えっさ、ほいさ、ほいさっ!」
ザッザッザッ……
ドサッ
「いてっ!」
ファイターガール 「ふう、ここまで来ればだいじょぶなんだわさ……」
ヒロインガール 「……さて、カクゴしてもらうぞ、スライダーヒーロー」
「あ、また剣を取り出した。くっそ……結局こんなところでやられるのかよ……はっ」
「体が動く! 強者のよゆうが解けたんだ!」
「うん?……なんだか右手が熱くなってきたぞ?」
(ギガブレイクが打てるぞ。相手に狙いを定めるんだ)
「えっ? こいつらにギガブレイクを? いやいや、オレはこいつらにうらみはないし、
それはいきなりヒドすぎるんじゃ……」
(もたもたしているとやられるだけだ。さあ!右手をやつらに向けるんだ!)
「いや、でもそれは……」
ヒロインガール 「こんどこそ、この剣を受けてみよ!
ア・ル・テ・マ・ソー!……」
「ドーーーーーン!」
プリストガール 「きゃーーーーっ!」
ドーン! ドーン!
ファイターガール 「ブオーンJr.が洞窟の出口に体当たりしてるだわさ!」
ドーン!
ゴゴゴゴゴ……
ファイターガール 「このままじゃ入り口が崩されて侵入してくるだわさっ!」
マージガール 「この洞窟の中で追い詰められたら、まさにあたしたち、
袋の中のねずみってところね。
いや、あたしたちなら袋の中のセレブかな?」
プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス……」
ヒロインガール 「くっ、しかたがない。」
ヒロインガール 「スライダーヒーロー! ここはひとまず休戦だ! あのワザを使うぞ!
おまえも協力しろ!」
「えっ……あのワザ? あのワザって、いったい何なんだよっ!」
(つづく?)
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