みなさんこんにちは。
合戦も2回が終了しました。
武将育成は順調でしょうか?
今日は、前々から個別に記事を上げると宣言していた、覇・伊達政宗のスキルである「破天ノ竜撃」について考察していきたいと思います。
伊達については、実は刷新前から記事を書き上げていて、立花の記事と同様に早めにアップするつもりだったのですが、皆さまが考察や育成する楽しみを奪ってはいけないと思いなおし、今になっての公開となりました。
恒例のおことわりです。
このブログに記載される内容は、筆者の個人的な見解をもとにして、勘違いや誤りが含まれる場合がございます。
武将カードやスキルの性能を保証したり、販促を目的としたものではございませんので、あらかじめご了承ください。
パラメータ等の正確な数値については、必ずゲーム内をご確認ください。
■模倣が可能になった
斎藤道三に続いて、2枚目の5.5コスト武将として注目を集めている、覇・伊達政宗。
初期スキルである「破天ノ竜撃」は、見ての通り新しいスキルではありません。
「天誓ノ彷徨」「比類なき大将」の強化版ですね。
ところが一つだけ、それらのスキルと決定的に異なる点があります。
...そうです、模倣が可能となっているのです!
模倣が可能だと、どのような部隊が考えられるでしょうか?
覇・伊達政宗は、果たして強いのでしょうか?
さっそく考察していきます。
■卓越発動したスキル数とは
まず卓越発動したスキル数の数え方は、きわめてシンプルです。
スキルが発動して、さらに卓越抽選にも当選したとき。これで1カウントです。
※以下は、断りない限り卓越スキルは卓越にも成功する前提で話します。
ではそれは良いとして、「傾国ノ艶姫」などの、スキルを模倣した上で卓越するタイプのスキルがありますね。
一番新しいものとしては佐々木ユキちゃんの「黒飛燕剣」も同様です。
▲今ある模倣卓越はこの3種類のみ
「傾国ノ艶姫」で他の卓越スキルを模倣して、さらに「傾国ノ艶姫」自体も卓越すると・・・、卓越したスキル数は何個でしょうか?
なんと、実はこれらの模倣卓越スキル、卓越スキルを模倣すると+1カウント、そして模倣卓越スキルが卓越するとさらに+1カウント、というように、2カウントする仕組みになっているのです。
▲スキル1枠で2カウントになる
ちなみに、二度卓越することでお馴染みのダブル卓越の明智光秀は、「破天ノ竜撃」における卓越数のカウントにおいては、2回としては数えてくれません。
卓越発動したスキル数なので、ダブル卓越しても1個と見なされてしまうのです。
▲ダブル卓越は残念ながら1つとしてカウント
ここにもシナジーがあったら面白かったかもしれませんが、まあそれは仕方ありません。
そういうこともあって、話がわかりにくくなるので、ここから紹介する部隊では敢えてダブル卓越明智は取り扱いません。
■卓越数を稼ぎまくるパターン
まずは、とにかく卓越数を稼いで「破天ノ竜撃」の額面を最大にすることを考えてみましょう。
※ここは失敗作の部隊をご紹介します。記事も長いので、お急ぎの方は次の見出しまで飛ばしてください。
前述した「傾国ノ艶姫」などを使った模倣卓越で組み立てるので、部隊長の初期スキルが卓越スキルでないといけません。
新天の石田三成を採用して、こんな感じの構成にしてみます。
▲赤字が卓越数。これで21
卓越スキルを可能な限り模倣卓越して、カウントを稼ぐというわけです。
卓越ブーストと保護(十束ノ神域)を必要経費とすると、だいたいこのくらいが目いっぱいでしょう。
新天3人で部隊が組めるのは喜ばしいことですね。
「黒飛燕剣」をはじめとした、模倣卓越スキルの移植ハードルが現状ではかなり高く、クラクラするような構成ですが、シミュレーションですのでとりあえず気にせずいきます。
ちなみに2月13日から登場した「初鹿野信昌」のスキルテーブルにも「黒飛燕剣」が入っていますよね。
▲ちなみに「黒飛燕剣」の裏(S1)は「傾国ノ艶姫」だ!
話を戻して、上記の構成で21卓越。
では、この構成でスキルの額面合計を見てみます。
▲80%×21+180%=1860%
破天ノ竜撃としては1860%で、部隊全体のスキル合計としては7578%になる計算です。
素攻撃力が150万だとしたら、1.15億ですね。
やはり部隊長が330%なのがネックで、あまり伸びませんでしたね。
1スキルで1860%と言われると一見インパクトがありますが、部隊内のスキル枠全体に均す(ならす)と約+100%ずつというの量なので、これでは物足りないですね。
というわけで、卓越を2回数える仕組みをいかしてカウントを稼いでみましたが、この構成ではうまくいきませんでした。
今はソロ攻撃部隊前提で考えていますが、盟主戦用の「加藤清正」部隊などの模倣する価値のある卓越スキルを初期スキルに持った部隊長がいれば、メンバーの一人として入っても良いかもしれません。
カラクリだけでも覚えておくと、いつか活用できることがあるかもしれません。
■模倣ヘッドにするパターン
さて、ひたすら卓越数を稼ぐパターンでは、あまりうまくいきませんでした。
せっかくの覇ですし、部隊長を替わってもらいましょう。
強力な部隊長をみんなでモノマネするのが近代イクサのセオリーです。(汗)
▲今度は伊達が部隊長。卓越と模倣を両立
こんな構成でしょうか。
直江と黒田はそのままで、伊達と石田がスキルを持ち替えた構成です。
先ほどと異なる点として、「破天ノ竜撃」自体が卓越スキルではないので、「傾国ノ艶姫」等で模倣卓越しても1カウントです。
あと、実はさっきから微妙に卓越確率が全スキル確定には足りていないのですが、そこは一旦目をつむってください。
そうだ、新スキルである「月詠ノ覇威」(つくよみのはい)が入っている部隊と合流していることにしましょう。
▲卓越確率は部隊「外」からもブーストする時代だ
さて、この構成でスキルの額面を見てみます。
▲「破天ノ竜撃」1000%超えを確保
これは伸びましたね。
1140%を9模倣、他なんやかんやあって合計15,606%。
素攻撃力が約154万で、2.42億出ました(陣・名声の補正なし)。
先ほどの失敗例から、約2倍になりましたね。
ところで、「破天ノ竜撃」はスキルテーブルに入っておらず、移植できません。
これには理由があって、移植しても強くなる組み合わせがあまりなさそうだったためです。
今ご覧いただいたように、卓越数を稼ぎながら模倣も同時にする、というのがこの部隊の生命線です。
くどいですが「破天ノ竜撃」自体が卓越スキルではないので、移植して発動させるとなると、そのぶん1カウントの機会を失います。したがって移植するような枠がないのです。
卓越カウントが1減るだけで全体で800~1000%くらいの減少(80%×模倣数)になるので、スキル2倍枠とか、それ以上のところに移植しない限り、そう簡単には取り戻せません。
倍枠に移植するのが前提になるのは罠すぎるので、却下となりました。
■もう一声...!
さて、せっかくここまでやったのですから、「覇神絶域」の信長(No.1997)も組み合わせてみましょう。
どの部隊でも引っ張りだこの信長様の予定を、特別に押さえることができました(?)。
構成のご紹介とスキル計算まで一気に進めます。
卓越確率は減らさないように、石田三成と信長様を入れ替えてみます。
▲石田三成と交代。卓越カウントは1個減ってしまった
素攻撃力を約160万として、こちらは2.87億の火力が出ました(陣・名声の補正なし)。
素攻撃力が150万なら、2.69億くらいですね。
これは文句なく強いと言って良いでしょう。
組み合わせ次第で、さらに改良の余地がありそうです。
ぜひ伸びしろを考えてみてほしいです。
■ご紹介
『戦国IXA翁日記』さまにて、伊達政宗に関する非常に読み応えのある考察記事がアップされておりましたので、ご紹介させていただきます。
※記載されている内容にお墨付きを与えるものではないので、その点ご了承ください。
なんと、3億を超える部隊のシミュレーションが紹介されています。
基本的な方針は最後に私がご紹介した部隊と似ていますが、私のほうでは説明の簡略化のため採用を見送った明智光秀を起用し、「月詠ノ覇威」を使って卓越確率を部隊外からブーストすることで、さらに火力を伸ばしています。
いっぽうで、最大値の追求という観点ではマイナス要素である、
●武将攻撃力にパラメータを振らない
●コスト0.5アップを行わない
という実用性を追求しつつの設計で、とても天晴(あっぱれ)な部隊となっております。
ご考察・ご執筆いただきありがとうございました。
■さいごに
いかがだったでしょうか。
覇・伊達政宗の持つポテンシャルがおわかりいただけたでしょうか。
今回、2枚目の5.5コスト武将が登場するにあたり、どのような性能にするか非常に悩みました。
単に高コストだからといって蘆名部隊に組み込まれるだけのカードにするつもりはなく、新しい強力な部隊を作れるキーマンになってもらいたいという期待を込めて設計しました。
そういう意味では、斎藤道三は腐りにくい性能で強いことは間違いないものの、少し大味(おおあじ)なカードだった感もあります。
一枚のカードで複数の活用方法・活躍場面があったり、他のカードやスキルにもスポットライトを当てて巻き込む、そんなカードが良いカードだなと思っています。
さて、ここまで新天スキルから「天翔雷神」と「破天ノ竜撃」の2スキルを考察させていただきました。
皆さんにもぜひ、武将育成と、色々な武将/スキルとの組み合わせの考察を楽しんでほしいです。
それではまた。