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(日記 その6)
ゴゴゴゴゴゴ……
シャーーーーッ!
ファイターガール 「ひゃあ! 今度は後ろからゲソアーノンが現れただわさ!
……っと!っと!っと!」
ヒロインガール 「うわっ! ……くそう、フォーメーションが崩れてしまった!
もはや万事休すか!」
(このままでは、ベラ・モゲラッチョのキョウイに打ち勝つ前に、プチットガールズもろとも
洞窟のもくずとなってしまう! いったいどうすれば……おや?)
(こんな洞窟にセキヒが! 少年よ、あのセキヒを蹴るのだ!)
「えっ? セキヒっ!? ああ、あれのことか。け、蹴ればいいんだな!」
タタタタタ…… 「えいっ!」
ガシ!……シュワワワワーン
ピ・ポ・ポ・ポ・ポ~ン
「へっ? なんだ?今の音は?」
(さあ、少年よ、これで「ステルス」のワザが使えるようになったはずだ。
プチットガールズと輪になって、ステルスを唱えるのだ!)
「えっ? なんでプチットガールズなんかと……」
(考えているヒマはない! 早く!)
「わ、わかったよぉ!」
タタタタタ……「さあ、手をつないで!」
ガシ!
プリストガール 「えっ……な、なにをするの!?……ぽっ……」
「さあ、みんな、手をつないで輪になってくれ!」
ファイターガール 「こんな緊急事態の時に、何言ってるんだわさ!」
マージガール 「私たちと手をつなごうなんて、5億年早いよ!」
プリストガール 「…………。」
マージガール 「……って、ツッコミはないの!?」
ヒロインガール 「わかった! とにかくみんな手をつなごう!」
(さあ、みんな手をつないだぞ! ステルスを唱えるんだ!)
「よーし、いくぞ! ステルス!」
シュウィィィン……
ヒロインガール 「み!みんなの姿が見えなくなったぞ!」
「すごい! これがステルスのチカラか!」
ドシーン! ドシーン!
ヒロインガール 「みんな、このままじっとして! ヤツに気づかれずに、あの股の下をくぐるんだ!」
ドシーン! ドシーン! ドシーン!
ファイターガール 「ひゃあ……。あいつのツマ先が、アタシのリボンにかすっただわさっ!」
ドシーン! ドシーン!
「シャーーーーッ!」
「ブオオオオン!」
ドガガガガガガ!
ファイターガール 「ブオーンJr.がゲソアーノンを襲ってるだわさ!」
ドガガガガガガ!
「シャーーーーッ………」
マージガール 「あっという間にゲソアーノンを倒したよ!」
ヒロインガール 「さあ、今のうちにこの洞窟から逃げ出すんだ!」
ファイターガール 「わかっただわさっ!」
ダダダダダ……
ファイターガール 「こんな手をつないだ状態じゃ、走りにくいだわさ!」
ザッザッザッ……
「あ、洞窟出たらステルスが消えちゃった。」
ヒロインガール 「こんな場所にいたら、またブオーンJr.に襲われるかもしれない。
ひとまず遠くに逃げよう! ……ん? あの音は?」
ゴボゴボゴボ……
「ブシュウウウウウ!」
マージガール 「でたあっ! オセアーノン!
あいつ、足が500本ぐらいあるから気をつけるのよ!」
プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス。でも……怒ってる。」
マージガール 「えっ?」
プリストガール 「ゲソアーノンをつぶされて、オセアーノンが怒ってる……。」
「ブシュウウウウウ! ブシュウウウウウ!」
ファイターガール 「クチからなにか吹き出してるだわさ! わっ!わっ!」
ヒロインガール 「と、飛ばされる! みんな、気をつけるんだ!」
「ブシュウウウウウ!」
「うわぁぁぁぁ! こんどはどこに飛ばされるんだぁぁぁ!?」
(つづく?)
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