こんにちは。

すでにご存じのように、ゲーム内を移動するキャラクターとヴァンツァーはリアルタイムに描画されています。しかし、そこに辿り着くまでには1枚の紙やデジタル画像ファイルから始まり、様々なアイデアを検討したり膨らませたりして、最終的なグラフィックを作り上げました。

トレーラーでご覧いただいたように、開発チームはグラフィックに命を吹き込んでいきます。そこで私は、ヴァンツァー、キャラクター、イラストのデザインを担当しています。

私の名前はスキャン・スリスワン、別名フィドゥシオス(www.fiduciose.net
タイ出身のデザイナー兼イラストレーターです。

開発時にはImaginary Friends Studioで、アートディレクターとして数人の部下と共にデザインやイラストを担当しました。
ゲーム全体の様子を示すイメージボードから開始し、ストーリー展開に沿って開発を進めていきました。そして、ストーリーの進行やイラスト、すべてのデザインが承認された後にキャラクターとヴァンツァーを手掛けました。

メインデザイナーとして、このプロジェクトへの参加を知った時点から私の興奮は始まりました。フロントミッションは私が絵を描き始めた一番のきっかけであり、しかもそのゲームのデザインを担当することになったのです。次世代機でヴァンツァーのデザインを任せられるという夢のようなプロジェクトです!

ゲームやアニメで育った皆と同じであるように、ドット絵のフロントミッション1から低ポリゴンのFM2とFM3やFM4とFM5のPlayStation 2におけるポリゴンの増加まで、私はフロントミッションを知り尽くしており、そして今度は自分で次世代機のヴァンツァーをデザインすることになったのです。

デザイナーとしても熱烈なファンとしても、フォルクスワーゲンがニュービートルへ進化を遂げたように、1995年に受けたあの素晴らしい感動を2010年にも感じてもらいたいと思います。

多くのハリウッド映画のように、初期のデザインを大きく変更したり、「何かまったく新しいもの」を作ったりするようなことはしたくありませんでした。ヴァンツァーのデザインを通して、私は大人になったファンの皆さんに古き良きあの頃を感じ取っていただき、また、新しい世代にも昔のあの素晴らしい感動を知っていただき、それが今も色あせないものであることを伝えていきたいと思います。

具体的なデザインについては、現時点では詳しくお話しできませんが、今後ご覧いただけるでしょう。デザインを気に入っていただき、2010年に発売されるこのゲームを楽しみにしていただけるよう、心から願っています。

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