2009年10月 9日 16:27
世界観設定、キャラ設定の時点で意識したこと。
こんにちは、プロデューサーの浅野です。
さてさて、第二回となります。
なかなか更新できず申し訳ないです、、
本当はもっと軽い内容でも更新頻度が高い方が
ブログとしては良いのでしょうけれど、、
それでは前回のつづきとなりますが、
はじめましょう。
前述の企画コンセプトをもって
時田さん、開発のマトリックスと作戦会議。
お話し、世界観はできるだけ
"ベタな、典型的な、シンプルなもの"が良い。
単純な目的が明示され、
それを達成するために世界をめぐる。
そして各地で事件に巻き込まれる、
困った人がいる、と。
そんな議論の流れの中で時田さんが書いてくれた
世界観設定の一部を紹介しましょう。
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ブランドたちが訪れる様々な国々。
独自の種族がその文化を形成している。
欲にとらわれた彼らの業が魔物を生み出している。
それぞれの国には、今のあり方に疑問を持っている者たちもいる。
彼らはブランドたちと共に国々、そして世界を変えていく。
●小国【スペランツァ】
ブランドたちの住む辺境の小国。
一角獣を紋章に掲げる穏やかな国。
取り立てて特徴のない小さな領土だが、代々の王により平和に暮らしている。
だが、歴史の裏では小国の和平を引き換えに
武器となる資材の提供など間接的に戦に加担していた。
●森の楽園【ウルスス】
熊を紋章に持つ自然主義の国。
森の奥の豊かな楽園。
植物と同化したような姿を持つ種族が住む。
幼少期は蕾のような姿だが、成人を迎えるときに性別を選択する。
女性は美しい花を咲かす。
怠惰にとらわれている。
●狩猟国家【グーラ】
猪の紋章を持つ狩猟民族の国家。
戦争をしている大国の傭兵として、活かすものもいる。
大柄な体躯を持つ種族。
暴食の欲に囚われ、凶暴な魔物を生み出している。
●商業都市【ウルペス】
狐を紋章とする世界の市場といわれる商業の国。
各国の文化が入り乱れる港町。
様々な品物が流通している煌びやかな町並み。
強欲に囚われている。
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ホルン、グーラ、エルバ、ウルペスの
ベースとなった設定ですが、、
★世界観設定、キャラ設定の時点で意識したこと。
語弊があるかもしれませんが、
"できるだけドラマチックにしない"
ということを意識しました。
なので、上の案からは
世界が戦争してたり
細かい説明が必要そうな部分は
ばっさりと落としました。
ドラマチックにすればするほど、
それをイベントで見せたくなってしまう
(イベントで説明する必要がでてしまう)ので。
光の4戦士の開発コンセプトは
FCのころのRPGです
なのでシナリオ・イベントをモチベーションとして
ゲームを進行させるのは違うと考えています。
ではなんなのか?
(これはJRPGとクラシックRPGの違いはなんなのか?
という意味にも近そうだけれど)
時田さんの言葉を借りるならば、
"舞台(世界)を用意するにとどめる"
ということで、つまり
シナリオ・イベントでひっぱるのではなく
舞台を楽しんでもらう、
ということなんでしょう。
ゲームらしく、
わかりやすく、
そしてサプライズのある作品を!
時田さんがここ1,2年で得た確信、とのこと。
自分もほんとにそのとおりだと思うので、
今後もガンガンやっていきたいと思います!
あとロマサガ4じゃなくってごめんなさい、って^^;