さて今回は...
クロノ・トリガー(プレイステーション版)です。
実はゲーム本編のBGMには全く関わっておらず、追加になったアニメーションムービー
部分の楽曲の編曲のみとなってます。
クロノ・トリガー (PS1)オリジナル・サウンドトラック
MA(映像制作で使用される場合のMulti Audioの略語)はアニメーションムービーを担当された
東映アニメーションさんの自社スタジオだったような?
効果音を担当されていたのもアニメの音効さんで、ゲーム業界の定番ProToolsによる
編集ではなくて、「AKAI DD1000」と言うワタクシには見慣れないモノでした。
相当使い込まれていて、手が当たる部分的は塗装もはがれていました。←こう言うのにしびれますw
作業開始。編集スピードが速いのなんのって、手元を見ているだけでは何をやっている
のかさっぱりわかりません。見る見るうちにガシガシ効果音が付いて行く様には圧倒
されっぱなしでした。
無事に作業終了となりましたが、元のムービーとPS1実機再生時のフレームレートが違う
ため、イベント用ムービー中の「ネズミがまばたきする」部分のコマが落ちてしまって、
PS1ムービーでは「ネズミはまばたきをしない」部分になってますが、おそらく誰も気が
つかない...と言うか、仕様変更というやつですね。(笑)
効果音は残っていたのか?取り去ったのか?
今となってはもう覚えていませんが、むむむ...気になるところです。
音楽の方は当時はまだ音源がAKAIやEmuのサンプラーが主流で、アウトボードも使って
いたので、サンプラーのメモリの容量や楽曲ごとのアウトボードのパラメータの管理など
(トータルリコールが出来ないので)相当苦労したような? いまならPCで一括管理できますが...。
まーより良い時代になったものですな!!