SQUARE ENIX MUSIC BLOG Composers & Synhesizer Programmers

祖堅 正慶 Masayoshi Soken

サウンドデザイナー(効果音、エンジニアリング)兼コンポーザー。 今までマルチスキルを発揮できる場が少なかったが、ナナシノゲエムにて効果音と曲の両立を実現した。 曲に限って言えば他社様から発売されるタイトルが多く、ヒゲの帽子様、イケニエ様、かまいたち様などなど... 好きな風景:ニーソ、好きな言葉:ニーソ、好きなもの:ニーソ。 会議では主にピエロ役。技は全て受けきる!と、無理難題を注文されると逆にいきり立ち、ガムシャラになりすぎるところがある。

祖堅 正慶

CEDEC2012 基調講演、大盛況で無事終了しました!

みなさんどんばんわ
CEDEC2012で「探偵!
ナイトスクープ」で言うところの「爆笑小ネタ集」的な技術発表を行う為、
パシフィコ横浜にて基調講演を行った

サウンドのニーソケン 祖堅です

まずは、いらして頂いた皆様ありがとうございました!
インサイドさんがいち早く記事にして下さいました!
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=6671 
一瞬すんごいマジメにやってる記事に見えますが、
なんつーか、「作ることになったきっかけ」なんかは

・プランナー「もういちいちフェード処理入れるのヤダ!
ジングル鳴ってるときはサウンドのポマイラが全自動でBGMフェードイン、フェードアウトしろー!」とか
・ユーザー様「目の前のPTメンのバトル音がうるさい!奥にいるオレ様の音が聞こえない!
オレ様以外の音、ちっこくしろー!」とか
・ほうほうFFXIIIでピッチ変調できる機能作ったの?じゃぁさーその機能パクって
BGMのテンポをリニアに変える機能、こいつ改造して作っとけYO!
モーグリ戦で使うから。あとよろしこ」

とか。まぁキッカケなんてご都合主義の我侭で始まるもんです。ってのを
「ップ、マァそうだよな、、ククク」的に嘲笑されながら説明してきました。

そして実演のデモでは特製ニーソのミコッテでモーグリをズル(デバコマ)して次々に瞬殺したり
ラスボスであるネール様をなんとチョコボに乗せて、テストマップを豪快にヒャッホイして
アクセラレーションサウンドの解説を行うなど、
(翌日、吉田Pに侘び入れ。。。。)

まぁいつも通りと言いますか、やりたい放題な基調講演となりました!
いらっしゃったみなさん、本当にありがとうございました &
少しでもいらっしゃって頂いた皆様に対してサウンドエンジニアリングのヒント、そして
ゲーム屋としてのコンポーザの立ち位置をお伝えできたら幸いです!!

他に弊社サウンド室の記事としてこんなのもあります。
http://www.4gamer.net/games/032/G003263/20120823084/

なにやらオレが写真で掲載されてますが
よく見てみたら、半分以上オレの我侭で作られたツールだったなこれ!!
ぐはは!すまぬ!
でもね、こんなツール郡作ってもらうには、だ。
まずはこれ作ってもらうサウンドプログラマの
・強烈な弱みを握る or
・強烈貸しを作る
ところから始めないといけないのだ。

じゃないと、こんなスーパー便利グッズなぞ作ってくんねーZE!
でもさすが社内ツール。これらのツールまじで毎日ゴリゴリ使ってます。
使っていけば更に便利に、そして最先端へ挑みたくなり
日々ツール郡は進化を続けております。

弊社サウンド室が発するサウンドは、
サウンドプログラマにガッチリ支えられてるのでした。