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鈴木 光人 Mitsuto Suzuki

『ファイナルファンタジー VII リメイク』、『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』、『メビウス ファイナルファンタジー』、『スクールガールストライカーズ』などを担当。近年ではゲームのみならず、TVアニメ『スクールガールストライカーズ Animation Channel』の楽曲制作、音楽専門誌での機材レビュー執筆や舞台音楽の制作にも携わっており、多方面で才能を発揮している。

鈴木 光人

鈴木週報 NATIVE INSTRUMENTS MASCHINE JAM 発売!

NATIVE INSTRUMENTS MASCHINE JAM 発売! 

おなじみ
MASCHINEシリーズから新製品!
というわけでデモ機をお借りしたので軽くレビュー。

mitsuto_pict01_160929.jpg


■ステップシーケンサーがより使いやすく
右下
16個のクリックパットにアサインしてる音色を選択しながら、
ステップモードでバシバシ打ち込みが出来る。
もうこれ最高です、全てが表面に出てるのでボタン押して階層潜って、
もしくはSHIFTを押してという手間がありません。
極端に言うと片手でドラムパターンが作れちゃいます。

■ピアノロール
ステップシーケンスモードで音階入力が可能。
ワンショットコードサンプルやベースなどの音階楽器の打ち込み時はこちらで。
基音となる音の設定は「Tune」パラメーターをぐりぐりすればOK。
キーボードモードではステップに制限される事なく手弾き録音し、
そのままクオンタイズすれば勝手にグリッドに沿ってくれます。
何より鍵盤の概念から外れたフレーズを作れる良さは、
歴代MASCHINEからそのまま引き継がれています。

Ableton LIVEのテンプレート
そして64個のクリックパットでピンときた方もいると思いますが、
付属のテンプレートを使用しMIDIモードに切り替えると
Ableton LIVEのコントローラーに。
あー、これは凄いですね、メーカーの垣根飛び越えてます。笑
LIVEユーザーとしても嬉しいです。

■ほかにも沢山ありますが、
今まで少し面倒だったパターンのコピーやデリートが簡単に出来たり、
パフォーマンスモードでフィルターをインサートし、
フェーダー(SMART STRIPSという)を使って指一本でコントロールしたり、
パターンを自動生成出来たりとか、
ハードとソフトの良いとこ取りのようなコントローラーと言えるでしょう。
ベロシティは固定ですが、ガシガシ骨格を作る上ではむしろ雑念がなく
打ち込めるのでそれ程気になりませんでした。
(もちろん細かく調整するときはマウス使いますが)

何よりパターンを作る事に比重を置いた場合など迷いなく楽しいです。
画面を見るのは音色選ぶ時にブラウズする、各音色のEDITを除けば、
限りなくMASCHINE JAM本体だけで遊んでられます。
またサイズがMASCHINE2と同じで横一列に並べられるんですよね~。
そういう意味ではMASCHINE2MASCHINE STUDIOと一緒に使うと、
それぞれを補完するワークフローが完成する作りと言えるでしょう。

あとバスパワーで動くとか小さいとかもあるのですが、
僕のファーストインプレッションレビューはこんな感じで!

■追記
MASCHINEユーザーの人はお馴染みだと思いますが、
いくつかパターンを作ってKITをランダムに変更していくと
無限にパターンが出来ますよ、音階楽器が多いほど面白いのが出来やすいです。
トライ&エラー!

mitsuto_pict03_160929.jpg
というわけで、さっそく実践導入。なんかスペースが凄い事になってきたな、、笑

 

■NATIVE INSTRUMENTS
http://www.native-instruments.com/jp/

■NATIVE INSTRUMENTS MASCHINE JAM
https://www.native-instruments.com/jp/products/maschine/production-systems/maschine-jam/


Mitsuto Suzuki