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2017年03月03日

胴+サリフシリーズ8エネルギーコンバーター

サリフシリーズ8エネルギーコンバーター

サリフ製シリーズ8エネルギーコンバーターは、脂肪、グルコース、アドレナリンなどの栄養素を電荷に変換し、オーグメンテーション用の動力源であるパワーバイオセルに蓄電する機能を持つ。さらにシリーズ8には、様々な方法でエネルギー消費を制御するためのサブコンポーネント類も付属している。

リチャージレート: 低

シリーズ8のエレクトロケミカル・カタリストは、人体(および摂取された食物)が持っているエネルギーを、オーグメンテーションの動力源であるバイオセルエネルギーへと変換する働きを担っている。そしてエレクトロケミカル・カタリストが持つもうひとつの機能は、エネルギーの変換率の制御である。しかし、特に健康上の問題が生じておらず、バイオセルの正常動作も確認できているのであれば、変換率をさらに高い数値に設定することも可能である。

リチャージレート: 中

エネルギー変換処理による身体への悪影響が生じていないことが確認されれば、エレクトロケミカル・カタリストによる変換率を12%から50%へと上昇させることが可能となる。

リチャージレート: 高

50%の変換率でも身体への悪影響が見られないようであれば、エレクトロケミカル・カタリストの限界である85%までエネルギー変換率を上昇させることも可能である。この数値は、現代の電気自動車に搭載されているオルタネーターのものにほぼ匹敵する。

標準容量バイオセル

シリーズ8には、リチウム硫黄グラフェン式バイオセルが標準セットとして搭載されている。このバイオセルは600ワット時/kgの電力供給が可能であり、電解質やカソードアレイの劣化の心配もなく、半永久的に充電と再使用を繰り返すことができる。

大容量バイオセル

体内への電気の浸出が安全な範囲内に留まっていることが確認できれば、シリーズ8に搭載されたより高性能なバイオセルの有効化が可能となる。この大容量バイオセルは、ニッケルおよび錫ニッケル合金によって電気鍍金を施したガラス繊維発泡体を使用することで表面積を最大化し、電力容量の向上を図ったものである。

超大容量バイオセル

シリーズ8に搭載された最も高性能なバイオセルである活性マトリックス・マグネシウム塩セルは、少量の電力を消費するだけでマイクロセルラー電解液を継続的に再生産することが可能な最先端の電力ストレージメディアであり、その電力供給量は実に1000ワット時/kgに達する。

リチャージ遅延設定: セーフモード

バイオセルのエネルギーが消費されると、エネルギー・リチャージ・キャパシターによってチャージモードの起動が行われる。そのため、システムにフィードバックによる影響が生じなくなるまでは、チャージモードへの切り替えには意図的な遅延時間が設けられる。

リチャージ遅延設定: モデレイトモード

PEDOT回路からのフィードバック電流が無検出かそれに近い状態になれば、リチャージ・キャパシターの設定を変更し、チャージ開始までの遅延時間を初期状態と最短状態の中間程度まで短縮することが可能となる。

リチャージ遅延設定: クイックモード

セーフ設定とモデレート設定の両方でフィードバック電流が生じないことが確認できれば、リチャージ・キャパシターをクイック設定に切り替えることが可能となる。ただしこの設定であっても、電解マトリックスの再分極化とバーンアウトの防止のため、バイオセルのカソードアレイから短時間だけ放電を行う必要がある関係上、ごくわずかな遅延が生じることは避けられない。