2017年03月23日
パリセイド・バンク・コーポレーション
▽パリセイド・バンク・コーポレーション
チェコ共和国に本社を置くパリセイド・バンク・コーポレーション。バンクといっても預かるのは貨幣や資産ではなく、顧客の様々なデータを保管する、世界最大規模の最も権威あるデータ保管企業。数々の大富豪を顧客に持ち、物理データ、デジタルデータのどちらも最先端のセキュリティシステムを用いて守っている。
ビル自体が観光名所となっており、その内部もデータバンクに似つかわしくない瀟洒な雰囲気を漂わせている。富豪や巨大企業、政治家、果ては国家がメインの顧客であり、一介の市民が相手にされるような場所では無い。
データは最新のセキュリティで厳重に保管されており、正統なデータの権利者以外何人もアクセスすることは出来ない。預けられたデータは完璧な排他性、匿名性、安全性が担保され、法からもその姿を隠すことができる。そのためここには様々な陰謀や悪事の証拠が隠されていると言われている。
サイバーセキュリティはもちろんのこと、データフロアへは幾つものゲートが設けられ、セントリーやロボットなどが侵入者を排除する。ここからデータを盗みだすとなれば、入念な下調べや準備が必要になるだろう。