岩崎です。
ツイッターのTLを読んでいたら、
今日はFF9の発売11周年だと気付きました。
僕はFF9には直接かかわっていませんが、それでも思い出深いエピーソードがあります。
今日はちょっとその事に触れてみますね。
FF9といえばハワイのホノルルで開発したタイトルです。
我がサウンドからは、植松さんを筆頭に4人のスタッフが約一年間ホノルルに出向して開発に関わっていました。
1999年12月のある月曜日の事でした。
打ち合わせで、ホノルルから一時帰国していた植松さんに廊下でばったり会いました。
もうホノルルに帰られる直前だったと思います。
そこで、言われたのが、
植「おい岩崎~。俺達、今週末にホノルルマラソン(フルマラソン)にサウンドスタッフみんなで参加するんだけど。お前ももちろん参加するよな?」
当時はこの手の難問答というか珍問答は常で、如何にイキな冗談で返答が即答できるかが、勝負!?みたいな感じでした。
僕は
「あー。もちろん参加しますよ。当然ですよ」
そんな風に即答した記憶があります。(もちろん冗談のつもりで)
さて植松さんがその日帰国した後、僕の中にある思いが湧き上がって来ました。
(まてよ、これでマジで俺がホノルルに突然現れて、マラソンを完走したら、かっこよくないか?)
当時、デュープリズムの開発を終えて、次のバウンサーの開発に参加していましたが、まだ開発初期でスケジュールに余裕がありました。
一晩考えて、火曜日にホノルルのサウンドスタッフにメールしました。
「ホノルル行くから泊めてもらえない?」
効果音スタッフの伊勢君からは、
「ホテル伊勢、ご予約ありがとうございます」
と快諾の返事。
気持は固まり、水曜に旅行代理店で航空券を手配した僕は、木曜日には機上の人となりました。
日付変更線を越えて、木曜早朝にホノルル空港に着いた僕を、同僚の河盛さんが迎えに来てくれていました。
そしてその日は、河盛さん、伊勢君と共にホノルル支社に出勤しました。
その時撮った写真がこれ。SQUARE USA HONOLULU STUDIOの文字が。
機内で一睡もしなかったまま会社に行ったせいか、はたまた若気の至りか、顔はボケボケ。シャツのボタンの位置もずれてます!
本来ならこんな写真はお蔵入りなのですが、思い出ということで。
どーでもいいですが、僕は昔から赤い色の服が好きみたいですね。
その後社内を見学させてもらいつつ
開発中のFF9の序盤を(クイナが出てくる辺りまで?)みせてもらった記憶があります。
写真は当時のホノルルサウンド室。
壁にモンスターデザインが貼ってあるのが、いかにも開発!って感じですね。
そういえばこの時、僕はAKAIのギターライブラリを河盛さんに頼まれて持参したような記憶がかすかにあるのです。
そしてFF9といえばスパニッシュサウンドのギター曲がありましたね。
Vamo' alla flamenco
この曲で使ったのでしょうか、、、どうなんでしょう。河盛さん。
(もう覚えてないかな?)
僕は週末まで伊勢君の家に泊まりマラソンに備えるのでした。
次回へ続く