ステルス・アバター
ステルス・アバターは敵に発見されると自動的に起動し、追跡者の行動と目の動きをモニターすることで、相手がこちらを見失っているかどうかを判断する。
レティナル・イメージャー
敵から身を隠すことに成功すると、こちらがどこに潜んでいると敵が考えているかをソフトウェアが自動的に予測し、その位置情報をデジタルシルエットとしてEye-Know網膜HUDに表示する。慎重にその場から逃れるにせよ、有利な位置に回り込むにせよ、大いに役立つ手がかりとなるだろう。
LiDARマークトラッカー
LiDARマークトラッカーは、Eye-Know網膜プロテーゼと連動して敵の位置の把握・追跡を行うシステムである。内蔵されたLiDARレーザースキャナーと電磁場インタープリターを活用することで、より高度な機能も使用可能となる。
マークアンテナ: ベースグレード
LiDARマークトラッカーは、初期状態では最大10体の敵の位置を同時に追跡することが可能である。追跡可能な人数は、LiDARアンテナのシグナルゲインをアップグレードすれば増やすことができる。
マークアンテナ: ミドルグレード
LiDARアンテナをアップグレードすることで信号の受信強度が高まり、より多くの目標を同時に追跡できるようになる。
マークアンテナ: ハイグレード
LiDARアンテナをさらにアップグレードすることで信号の受信強度が大幅に高まり、非常に多くの目標を同時に追跡できるようになる。
スマートビジョン
スマートビジョンは、Eye-Know網膜プロテーゼと組み合わせることで、変調搬送波によって体温・心拍・呼吸・電気活動などの信号を検知し、ウェイファインダー・レーダーとの連動によって信号の発信源の姿を正確に計算することができる。
透視イメージャー
スマートビジョンから発信される変調搬送波は、短距離であれば低密度の物体や障害物を貫通して、隠れている人間や電子機器の存在を確認することができる。
標準トランスミッターチューニング
スマートビジョンのトランスミッターは他のオーグメンテーションが発生させる電磁場などの影響を受けやすいため、信号雑音比の改善のために専用の電源を必要とする。そこで変調器に適切なチューニングを施し、電磁場によるノイズをキャンセルできるようになれば、エネルギー消費量の軽減を図ることができる。
高精度トランスミッターチューニング
スマートビジョンの変調器をほぼ完璧にチューニングすることで、エネルギー消費量を大幅に軽減する。
マグパイ
マグパイはスマートビジョンの追加機能であり、膨大な種類の物体の形状、ISO/IEC識別番号、マトリックスコード、製造者特定情報などを認識できるようにプログラムされている。これにより、スマートビジョンの有効範囲内をスキャンして有用な物品を探し出すことができるのである。
網膜プロテーゼ
Eye-Know網膜プロテーゼはあらゆる光学オーグメンテーションのベースとしての役割を持っており、これを両目にインプラントしなければより高度な光学デバイスを使用することはできない。Eye-Know網膜プロテーゼによって視界に表示されるHUDからは、肉体の健康状態や使用可能な装備の確認、個人データストレージへのワイヤレス接続、外部機器を介さない直接的な音声・映像通信といった機能が利用できる。
網膜HUD
Eye-Know網膜プロテーゼには光電子工学網膜ヘッドアップディスプレイが搭載されており、デジタル情報を視界に直接表示することができる。
フラッシュ抑制機能
Eye-Know網膜プロテーゼの使用に習熟すれば、プロテーゼにもともと備わっている閃光抑制などの保守機能を利用して、強烈な光による一時的ないし恒久的な視力喪失を防ぐこともできるようになる。これは、コンカッショングレネードや地雷の炸裂に伴う閃光に対しても有効である。
ウェイファインダー・レーダーシステム
ウェイファインダー・レーダーシステムは、短距離レーダーによって得られた情報をEye-Know網膜プロテーゼの光学インターフェースに直接投影することができる。基本モデルであっても、1ミリ秒ごとに更新される視覚情報と熱情報とモーションセンサーデータの組み合わせによって、付近の人間の存在を完璧に把握することが可能である。
レーダーアラーム・タイマー
Eye-Know網膜プロテーゼが敵の行動パターンを分析できるようになり、警戒態勢が解かれるまでの予想時間を極めて正確に算出することが可能となる。
トポグラフィックス
映像処理アルゴリズムの拡張によって、ウェイファインダーユニットがほとんどの物体を正確に識別して表示できるようになります。
レンジブースト
Eye-Know網膜プロテーゼの性能は、脳の視覚野の処理能力にある程度左右される。インストール直後の状態ではウェイファインダー・レーダーシステムの有効範囲は極めて狭いが、増大した神経活動がもたらす情報量に脳が順応するにつれて、レーダーの性能も向上していくのである。
ビジョンフィードバック
ウェイファインダー・レーダーシステムの性能をさらに引き出し、熱検知センサーのチューニング精度も高めることで、敵の頭部の位置や角度を識別して視界範囲を推定することが可能となる。
ノイズフィードバック
ウェイファインダー・レーダーシステムのノイズフィードバック機能は、使用者が発生させた音の大きさと、その音がどの程度の距離まで聞こえるかをリアルタイムで把握することができる。