更新日時: 2010年9月17日 22:59
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(12)

日記 その1) 日記 その2) 日記 その3) 日記 その4) (日記 その5
日記 その6) (日記 その7) (日記 その8) (日記 その9) (日記 その10
日記 その11

「……ようやく、皆この場所に集まりましたね。
スライダーヒーロー、死神スライダーク、プリストガール、そして、ジャッキー……」

(神鳥……レティス……様!?)

神鳥レティス 「皆がここに集ったのは、偶然であり、また、必然……」
「そして、私がここに来たことさえも……」

(いったい、どういうことなんですか!?)

神鳥レティス 「この島は、モンスターたちの聖地。そしてまた、
魔物たちの欲望が渦巻く特異点でもあります。」

「魔物たちの欲望の均衡が崩れ、空間にほつれが生じたとき、そこに扉が生じます。」

神鳥レティス 「この島にはこれまで、何百という扉が生まれ、また、閉じていきました……」

神鳥レティス 「そして、あの者が、新たな扉をくぐってやってきたのです……」
「そして今、あの者は、ふたたびこの島で猛威をふるわんと、
扉の向こう側でチカラを蓄えています……」


神鳥レティス 「欲望のむすぼれをほどき、あの者の扉を消し去るチカラをもつのは、
あなたたち……」

100917_01.jpg神鳥レティス 「さあ、今こそ、あの扉がある場所を目指すのです。
そこで、皆の必然がすべて明らかになります……」

「いったい、その扉ってどこにあるんだよ!?」

神鳥レティス 「この島の均衡を保つ9つの拠点。」

100917_02.jpg神鳥レティス 「それらによって保たれていた重心が、今、大きくくずれ、
ひとつの拠点と重なりました。」


神鳥レティス 「その場所とは……」

(※この日記は、本日発表された『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』とは一切関係ありません。あしからず)

 

更新日時: 2010年9月15日 21:56
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(11)

日記 その1) 日記 その2) 日記 その3) 日記 その4) (日記 その5
日記 その6) (日記 その7) (日記 その8) (日記 その9) (日記 その10

死神スライダーク 「……ドルマドンだ。スライダーヒーロー」

「ドルマドン? ドルマドンて……」

(ザラキとギガブレイクを組み合わせる、究極必殺技だ。)

「ええ~っ!? またあのポーズやるのぉ?」

死神スライダーク 「……いくぞ」

100911_02.jpg
「まったく人の話聞いてない……わかったよ…やればいいんだろ!
ええと……
右手を左ななめ上、右腕を戻しながら体を右後ろに大きくひねってしっかり腰を落とす。
右腕は左後ろななめ上までスイング。そうしてぇ……


……ギ・ガ・デ・イ・ン!」


死神スライダーク 「ザラキ!」


シュウウウウ………

ジュバババババ!

100915_01.jpg
ブシュウウウウウウ……


「……やった……やっつけたぞぉ……ヘナヘナ……」


死神スライダーク 「かつてのリーダーが、こんな少年の素体を借りるとはな」


(……スライダーク、なぜこんなところに?)

死神スライダーク 「私にチカラを授けてくださった大魔王エスターク様が、
姿を消してしまったのだ。

同時期に現れたベラ・モゲラッチョが手掛かりを握っていると考え、ヤツに接近したのだが……
返り討ちにあい、この場所に封印されてしまった。
どうやら、おまえと共鳴できたことと……そこの小さな魔物のおかげで、
封印を破ることができたようだ」


「エスターク?……たしか、伝説のモンスターマスターが仲間にしたって聞いたけど……」

死神スライダーク 「……なん…だと?……それは本当か!?」

「オレは、その伝説のモンスターマスターに会うために、この島に来たんだ」

死神スライダーク 「その伝説のモンスターマスターとは、もしや……」


バサッバサッバサッ!



「うわわっ! こ、今度はなんだっ!?」



「……ようやく、皆この場所に集まりましたね。

スライダーヒーロー、死神スライダーク、プリストガール、そして、ジャッキー……」

100915_02.jpg(神鳥……レティス様!?)

(まだつづく?)

更新日時: 2010年9月11日 21:10
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(10)

日記 その1) 日記 その2) 日記 その3) 日記 その4) 日記 その5
日記 その6) (日記 その7) (日記 その8) (日記 その9

「シューーーーーーッ」

「うわわっ! でた! スラキャンサー!?」

(くっ、まだ生きていたのかっ。あの時は仲間のチカラで倒したと思ったのだが……)

「く、くそっ! ギガブレイク! ギガブレイク発動だ!」

(だめだっ! 間に合わない!)

ドガガガガ!
ドガガガガ!


100911_01.jpg「ぬわーーーーーーっ!」

ドサッ!

「……な、なんだよぉ、オレ一撃でやられちゃったよ……」

プリストガール 「………。」

「壁見つめて、何してんだよ……。早く、逃げろ……
ああ……だんだん意識が遠のいて……

いかない!?」

100911_03.jpg(くじけぬ心だ。)

「た、助かった……。早く反撃しないと……」

(おまえはHP1で復活した。)

「それじゃ意味ないじゃん!
ああ……スラキャンサーの次の攻撃がっ!……」

ゴォォォォ! ビキビキビキ!

ビシィィィィッ!


100911_00.jpg「……ん? スラキャンサーが動かない? ……マヒ?マヒしてるのか?」

(スラキャンサーにマヒ系やマインド系攻撃は効かないはずだが、どうして……?)

「“じごくのいあつ”……
進化の秘法で進化を遂げた者だげが身につけることができる、ヒミツの特性だ。」

100911_04.jpg「!? スライダーク!?」
(氷の壁の中からどうやって!?)

プリストガール 「ハァハァ……。バギムーチョの呪文で、氷の壁を壊したの……。
お願い……スライダーヒーローを助けて」

死神スライダーク 「……ドルマドンだ。スライダーヒーロー」

「ドルマドン? ドルマドンて……」

(ザラキとギガブレイクを組み合わせる、究極必殺技だ。)

「ええ~っ!? またあのポーズやるのぉ?」

(まだつづく?)

更新日時: 2010年9月 8日 22:50
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モンスターマスター・ジャッキーの日記(9)

日記 その1) 日記 その2) 日記 その3) 日記 その4) 日記 その5
日記 その6) (日記 その7) (日記 その8

(そいつは、し、死神……死神スライダークだっ!)

「死神スライダーク!?」

(死神スライダーク……かつてはスライダー・グリーンとして、
私たちとともにスライム族の平和を守っていた者だ)

(しかし、6年前、強敵スラキャンサーとの戦いで我々はもうひとりの仲間、
スライダー・イエローを失った)


slacancer.jpg「け、けっこう仲間がいっぱいいたんだな」

(グリーンはイエローを守ってやれなかったことで自責の念にかられ、

そのうち、最強のチカラを求めるようになった……)

(そして、グリーンは、この地に眠っていた大魔王エスタークと契約を交わし、
手を出してしまったのだ、
“進化の秘法”に……)

(グリーンはスライム族最強のチカラを手に入れた。だが、こいつはもはや魔界の住人だ……。
もう、スライム族を守る使命すら、覚えてはいない)

(だが、なぜ、私に“共鳴”した……? この氷づけの中で、意識を持っているのか……?)


<……………シ……>

「うわっ、なんか、また頭に響いてきたっ……」


<………シ………ロ………>

「……しろ? 何をしろっていうんだ? ここから出してほしいのか?」



<……ウ……シ……ロ……>

「へっ? 後ろ? 後ろって……」


「シューーーーーーッ」


100908_01.jpg「うわわっ! でた! スラキャンサー!?」

(まだつづく?)

更新日時: 2010年8月27日 02:25
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(8)

日記 その1) 日記 その2) 日記 その3) 日記 その4) 日記 その5
日記 その6) (日記 その7

ヒロインガール 「と、飛ばされる! みんな、気をつけるんだ!」

「ブシュウウウウウ!」

「うわぁぁぁぁ! こんどはどこに飛ばされるんだぁぁぁ!?」


……………………………。


……………………。


……………。


……。


「はっ!? ここはいったいどこだ?」

100827_01.jpg(……海岸からだいぶ飛ばされてしまったようだな。)

「ふぅ……とりあえず、命拾いしたけど……あっ! あれは!」

「プリストガール! おい、だいじょうぶか!?」

プリストガール 「……う、うーん。あ……スライダーヒーロー……。」

プリストガール 「ねえさん……ねえさんたちはドコ?……。」

「さあ、オレも、気がついたらこの場所にいて。ここがどこかも、ぜんぜん分からないんだ……。」

プリストガール 「!ッ……」

「な、なんだよ、急に身構えたりして。
安心しな。そっちから襲ってこなきゃ、こっちだって手出しはしないさ。」

プリストガール 「……でもあなたは、大ねえさんのカタキ……」

「そりゃあ、お前のねえさんがいなくなったのは気の毒だと思うよ。
でも、死んだところを見たわけじゃないんだろ?
それを勝手に決めつけて。もしお前の大ねえさんってやつが生きてたら、カワイソウじゃないか。
大ねえさんを、信じてあげないの?」

プリストガール 「そ……それは……」


「……で? スライダーレッドとスライダーピンクを探すんだっけ?
どーせ仲間を探し出さないとオレのカラダを元に戻してくれないんだろ? スライダーヒーロー?」


(すまない。彼らのチカラがないと、切り離された私の体を元に戻すことはできないのだ。)

プリストガール 「……スライダー……レッド?」

「ああ、とにかく、オレはそいつを探さなくちゃいけないらしいんだ。」

プリストガール 「私……そいつの居場所……知ってる。」

「ええっ! マジですかぁ! ……あ、あイタタタ!

「アタマが、アタマが割れるようにイタいっ! いったいどうしちゃったんだよ!」

(くっ、何か強烈な思考波が、私の脳波と共鳴しているっ!
……こ、この思考波はっ……まさか!?)

(し、少年よ、この岡の裏手に回ってみてくれ……そ、そこに……)

「う、裏手ぇ……? あイタタタタ! わかったよ、行ってみるよ。
ヒィヒィ……」


「……ま、回り込んでみたけど……いったいナニがあるっていうんだよ?」

(!……その氷の壁にっ!……)

100827_02.jpg「わっ! 氷づけになった……スライダーヒーロー?……いや、ちがうぞ……」

(そいつは、し、死神……死神スライダークだっ!)

「死神スライダーク!?」

(つづく?)

更新日時: 2010年8月20日 22:26
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(7)

日記 その1) 日記 その2) 日記 その3) 日記 その4) 日記 その5
日記 その6

ゴゴゴゴゴゴ……

シャーーーーッ!

ファイターガール 「ひゃあ! 今度は後ろからゲソアーノンが現れただわさ!
……っと!っと!っと!」


ヒロインガール 「うわっ! ……くそう、フォーメーションが崩れてしまった!
もはや万事休すか!」

(このままでは、ベラ・モゲラッチョのキョウイに打ち勝つ前に、プチットガールズもろとも
洞窟のもくずとなってしまう! いったいどうすれば……おや?)

100820_01.jpg(こんな洞窟にセキヒが! 少年よ、あのセキヒを蹴るのだ!)

「えっ? セキヒっ!? ああ、あれのことか。け、蹴ればいいんだな!」

タタタタタ…… 「えいっ!」

ガシ!……シュワワワワーン

ピ・ポ・ポ・ポ・ポ~ン

「へっ? なんだ?今の音は?」

(さあ、少年よ、これで「ステルス」のワザが使えるようになったはずだ。
プチットガールズと輪になって、ステルスを唱えるのだ!)

「えっ? なんでプチットガールズなんかと……」

(考えているヒマはない! 早く!)

「わ、わかったよぉ!」

タタタタタ……「さあ、手をつないで!」
ガシ!

プリストガール 「えっ……な、なにをするの!?……ぽっ……」

「さあ、みんな、手をつないで輪になってくれ!」

ファイターガール 「こんな緊急事態の時に、何言ってるんだわさ!」

マージガール 「私たちと手をつなごうなんて、5億年早いよ!」
プリストガール 「…………。」
マージガール 「……って、ツッコミはないの!?」

ヒロインガール 「わかった! とにかくみんな手をつなごう!」

(さあ、みんな手をつないだぞ! ステルスを唱えるんだ!)

「よーし、いくぞ! ステルス!

シュウィィィン……

ヒロインガール 「み!みんなの姿が見えなくなったぞ!」

「すごい! これがステルスのチカラか!」

ドシーン! ドシーン!

ヒロインガール 「みんな、このままじっとして! ヤツに気づかれずに、あの股の下をくぐるんだ!」

ドシーン! ドシーン! ドシーン!

100820_02.jpgファイターガール 「ひゃあ……。あいつのツマ先が、アタシのリボンにかすっただわさっ!」

ドシーン! ドシーン!

「シャーーーーッ!」


「ブオオオオン!」

100820_03.jpgドガガガガガガ!

100820_04.jpgファイターガール 「ブオーンJr.がゲソアーノンを襲ってるだわさ!」


ドガガガガガガ!
「シャーーーーッ………」

マージガール 「あっという間にゲソアーノンを倒したよ!」

ヒロインガール 「さあ、今のうちにこの洞窟から逃げ出すんだ!」

ファイターガール 「わかっただわさっ!」
ダダダダダ……
ファイターガール 「こんな手をつないだ状態じゃ、走りにくいだわさ!」

ザッザッザッ……

「あ、洞窟出たらステルスが消えちゃった。」

ヒロインガール 「こんな場所にいたら、またブオーンJr.に襲われるかもしれない。
ひとまず遠くに逃げよう! ……ん? あの音は?」

ゴボゴボゴボ……

「ブシュウウウウウ!」

100820_05.jpgマージガール 「でたあっ! オセアーノン!
あいつ、足が500本ぐらいあるから気をつけるのよ!」


プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス。でも……怒ってる。」

マージガール 「えっ?」

プリストガール 「ゲソアーノンをつぶされて、オセアーノンが怒ってる……。」

「ブシュウウウウウ! ブシュウウウウウ!」

ファイターガール 「クチからなにか吹き出してるだわさ! わっ!わっ!」

ヒロインガール 「と、飛ばされる! みんな、気をつけるんだ!」

「ブシュウウウウウ!」

「うわぁぁぁぁ! こんどはどこに飛ばされるんだぁぁぁ!?」

(つづく?)

更新日時: 2010年8月16日 20:34
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(6)

日記 その1) 日記 その2) 日記 その3) 日記 その4) 日記 その5

ヒロインガール 「スライダーヒーロー! ここはひとまず休戦だ! あのワザを使うぞ!

おまえも協力しろ!」

「えっ……あのワザ? あのワザって、いったい何なんだよっ!」

ヒロインガール 「忘れたとは言わせないぞ! 究極必殺技 “ソードマダンテ” だ!」

ソ、ソードマダンテ!?

(ソードマダンテとは、アルテマソードどギガブレイクを組み合わせて放つ、究極の呪文のことだ。)

 

「うおっ! なんか強そう! それだったら、ブオーンJr.を倒せちゃうかも!?」

(……だが、間に合うのかっ!?)

 

ヒロインガール 「みんな、マダンテフォーメーションだ!」

ファイターガール 「わかっただわさ!」

タタタタタ……

シャキーン!

madanteform.jpgヒロインガール 「さあ、スライダーヒーロー、お前もソードアクションを決めるんだ!」

「へっ!? ソードアクション? ソードアクションってなんだ?」

(ソードマダンテを放つには、特技の使い手がアクションを決めなければならない。)

(まず、右手を左ななめ上に突き出す。そのあと、右腕を戻しながら体を右後ろに大きくひねり、
しっかり腰を落とす。そのとき、右上は左後ろななめ上までスイング。そうして……)

 

「ちょ、ちょっと待ってよ! こ、こうして…こ、こうか……?」

(ちがう! それじゃあまるで駄々っ子のポーズではないか!)

ヒロインガール 「スライダーヒーロー! 何をもたもたしてるんだ!」

ドーン! ドーン!

「ブオオオオン!」

ドドドドドドドドドドドド!


ファイターガール 「ブオーンJr.が入口ぶっ壊して侵入してきただわさ!」

マージガール 「な、なんてチカラなのっ!? あいつ、きっと5億馬力ぐらいあるわよ!」

プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス……」

(さあ、もう1回やり直しだ!)

「ちょ、ちょっと待って、マ、マフラーが首にからみついて……ぐ、ぐるじい……」


ゴゴゴゴゴゴ……

シャーーーーッ!

100816_01.jpgファイターガール 「ひゃあ! 今度は後ろからゲソアーノンが現れただわさ!
……っと!っと!っと!」


ヒロインガール 「うわっ! ……くそう、フォーメーションが崩れてしまった!
もはや万事休すか!」

(つづく?)

更新日時: 2010年8月13日 11:36
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(5)

日記 その1
日記 その2
日記 その3
日記 その4

ヒロインガール「さあ、姉の敵! 我らの怒りの魂を宿したこの剣を受けてみよ!
ア・ル・テ・マ・ソー!……」



「ドーーーーーン!」

ヒロインガール 「わっ! い、いったいなんだ!?」

ファイターガール 「ねえさん、あ、あれを見るだわさっ!」

ヒロインガール 「あ、あれはっ……!」


「ブオオオオォォォォン!」
100813_01.jpg

ヒロインガール 「ブオーンJr!」


ファイターガール 「なんで雪山にいるはずのブオーンJr.が海岸にいるだわさ!?」

マージガール 「そ、そうよ! 雪山から海岸まで、5万キロは離れてるはずなのにっ!?」

プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス……」


ドシーン! ドシーン!



ファイターガール 「か、確実にこっちに向かってきてるだわさ! このままじゃアタシたちみんな

ペシャンコにされちゃうだわさ!」

ヒロインガール 「ひとまず、後ろの洞窟に逃げるんだ!」

ファイターガール 「わかっただわさ! ……って、あんた、
いつまで強者のよゆうをぶっこいてんだわさ!」


「そんなこと言ったって、動けないんだからしようがないだろーーーっ!」

ヒロインガール 「ここでJr.に踏みつぶされては、姉さんの死に報いることができなくなる!
さあみんな、こいつを持ち上げていっしょに洞窟まで逃げよう!」

ファイターガール 「まったく、とんだヒーローなんだわさ! さあ、持ちあげるよ!」

マージガール 「……ううっ、重いっ! こいつきっと、3万トンぐらいあるよ!」

プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス……」

プチットガールス 「えっさ、えっさ、ほいさ、ほいさっ!」

ザッザッザッ……

100813_02.jpgドサッ

「いてっ!」

ファイターガール 「ふう、ここまで来ればだいじょぶなんだわさ……」

ヒロインガール 「……さて、カクゴしてもらうぞ、スライダーヒーロー」

「あ、また剣を取り出した。くっそ……結局こんなところでやられるのかよ……はっ」
「体が動く! 強者のよゆうが解けたんだ!」
「うん?……なんだか右手が熱くなってきたぞ?」

(ギガブレイクが打てるぞ。相手に狙いを定めるんだ)

「えっ? こいつらにギガブレイクを? いやいや、オレはこいつらにうらみはないし、
それはいきなりヒドすぎるんじゃ……」

(もたもたしているとやられるだけだ。さあ!右手をやつらに向けるんだ!)

「いや、でもそれは……」

ヒロインガール 「こんどこそ、この剣を受けてみよ!
ア・ル・テ・マ・ソー!……」


「ドーーーーーン!」

プリストガール 「きゃーーーーっ!」

ドーン! ドーン!

ファイターガール 「ブオーンJr.が洞窟の出口に体当たりしてるだわさ!」

ドーン!
ゴゴゴゴゴ……

ファイターガール 「このままじゃ入り口が崩されて侵入してくるだわさっ!」

マージガール 「この洞窟の中で追い詰められたら、まさにあたしたち、
袋の中のねずみってところね。

いや、あたしたちなら袋の中のセレブかな?」

プリストガール 「ねえさん、それ言いすぎデス……」

ヒロインガール 「くっ、しかたがない。」
ヒロインガール 「スライダーヒーロー! ここはひとまず休戦だ! あのワザを使うぞ!
おまえも協力しろ!」

「えっ……あのワザ? あのワザって、いったい何なんだよっ!」

(つづく?)

更新日時: 2010年8月 2日 21:17
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(4)

日記 その1
日記 その2
日記 その3

「やっと見つけたよ、スライダーヒーロー!」

ま、またですかぁ……?
今度はいったい、何なんだよっ!


ヒロインガール!」
heroinegirl.jpg

「ファイターガール!」
fightergirl.jpg

「マージガール!」
magegirl.jpg

「プリストガールです……」
priestgirl.jpg


「4人そろって!」


「プチットガールズ!」

100802.jpgなんだか、またワケわかんないのが出てきたよ……
だいいち、“ヒロインガール”なんて、コトバかぶってるし……

ヒロインガール「もう逃がしはしないぞ、スライダーヒーロー!」

ファイターガール「あんたのおかげで、もう2年も、この島を歩き回ってたんだわさ!
途中でいろんな魔物と戦いすぎて、もうこのピコピコハンマーも3代目なんだわさ!」

マージガール「あたしなんか、MP使いすぎて、
もう3000歳ぐらい年とっちゃったんだからね!」


プリストガール「ねえさん、それ言いすぎ……」



(こいつはいきなり、やっかいな連中が現れたものだな……)

いや、心の中から語りかけてくるのはいいんだけどさ、いったいこいつらは何なんだよっ!?

(かつて、彼女たちの姉は、魔族の血を引きながら、私たちとともに、
スライム系を守るために戦ってくれた
同志だったのだ)

(しかし、ベラ・モゲラッチョのキョウイに立ち向かうとき、
彼女の全身ゼンレイの力を借りなければならなかった。

そのため、彼女はベラ・モゲラッチョの手に落ち……)

(今は、彼女が無事かどうかさえ、わからない。しかしあのプチットガールズは、
姉がすでに亡き人と思いこみ、
私を目の敵にしているのだ)

ふーん、いろいろフクザツな事情があるんだな……って、オレの知ったことか!
な、なんかあいつら、スゴイ形相でオレをにらみつけてるんだけど!

ヒロインガール「さあ、姉の敵! 我らの怒りの魂を宿したこの剣を受けてみよ!
ア・ル・テ・マ・ソー!……」

うわっ! 手に持ってる剣が、めちゃくちゃでかくなったぞ!
あんなもの叩きつけられたら、こなごなだよ!
は、反撃!反撃しないとっ!

……ウッ
か、体が、

体が動かない!

(強者のよゆうだ)

余裕かましてる場合かーーーっ!

(つづく?)

更新日時: 2010年7月27日 01:47
カテゴリー:日記

モンスターマスター・ジャッキーの日記(3)

うわぁぁぁぁ!!!!!

ごぼごぼごぼ……









「待っていたぞ。少年よ」

う~ん……ま、またぁ………?

ここはいったいドコ……

はっ! お、おまえは!?

100727_01.jpg「私はスライダーヒーロー」

スライダーヒーロー「私はスライム系の頂点に立ち、スライムたちを守るために日々戦ってきた」

スライダーヒーロー「しかし、この地に現れたベラ・モゲラッチョのキョウイに敗れ、
私の魂だげがこの洞窟の奥底に封印された」

スライダーヒーロー「私は長らく待っていたのだ。私とともに、
ベラ・モゲラッチョのキョウイに立ち向かう戦士を」

スライダーヒーロー「そしてついに、戦士は来た。さあ、私とともに、キョウイに立ち向かってくれ!
まず、そのためには私のカラダを取り戻さねばならぬ。だが、魂だけとなった私にはかなわぬこと。

そこで少年、お前のカラダを貸してほしい」

……ちょ、ちょっと待ってよ! 一方的にしゃべりまくって、
それで、オレのカラダを貸してって、どういうことだよ!?

スライダーヒーロー「さあ、いくぞ!」

うわ、ちょっと、ホントに待ってくれよ!

う、うわぁぁぁぁ!!!!






えっ……お、オレ……

100727_02.jpgスライダーヒーローになっちゃったぁぁぁ!!??

(少年よ、ベラ・モゲラッチョのキョウイに立ち向かうには、
もはや私だけのチカラだけではかなわない。
同じように魂が封印された、スライダーレッドスライダーピンクのチカラが必要だ。
さぁ、ふたりを探しにいこう!)

でも、探しに行こうっていったって……
いったいどこに行ったらいいんだ?

だいいち、ここがどこかもわかんないし……
100727_03.jpg

「やっと見つけたよ、スライダーヒーロー!」

ま、またですかぁ……?

(つづく?)