毎回、凝ったジャケットで驚かせてくれます。
こうなるとLPアルバム大のサイズでほしいところですよね。
うむうむ...音のほうは多くは語りますまい、うっしっし。
聴いて納得の1枚となっております、ぜひお楽しみください!!
祝・HPリニューアル!! さてやってまいりました新しいHPはいかがでしょうか? お気に入りに入れて、ちょこちょこ見に来ていただけると、 いろいろイイことがあるかもしれません!? Blogでは過去の担当作品から現在にさかのぼる形で、当時の記憶をたどりつつ、そこでの音楽や、開発秘話などいろいろなことをご紹介できればと思っております。お楽しみに!!
ファイナルファンタジーエクスプローラーズのファミ通.comさん、電撃オンラインさん、4gamerさんでの4週連続「FFEX音楽ネタ」が始まりました。こちらにも同じ内容をアップしていますので、どうぞお楽しみください!!
【最終回】
『ついにこの日が…FFEXボスバトル楽曲大公開!?』
カップのアイスは1度に2個食べるのがデフォの関戸です。
さて~お名残惜しいですが・・・ついに最終回がやって来ました!
今回は「ファイナルファンタジーエクスプローラーズ」(以下、FFEX)のボスバトル楽曲について触れてみましょう。ボスバトル楽曲はボスそれぞれに専用のものを用意してあります。ボスの数も相当多いのでこれがなかなか大変でしたが、どの楽曲も熱く盛り上がる仕上がりになっていますのでお楽しみに。
ボス楽曲はギターが入っているものあれば入っていないものもありまして、入っているものは前回のギターのお話のようにアンプによるマイク収録になっています。
録音時に正規のレコーディングスタジオであれば防音ブースがあり大爆音を出せますが、FFEXに関しては自分の作業ブースにて収録を行っていますからそうもいかないところ。このため「サイレントスピーカーボックス」と言うものを使用しています。ギターアンプはある程度大きな音を出さないと良い音がしないのです!
構造はいたってシンプルで、小型冷蔵庫くらいの箱の中にスピーカーとマイク2本が入っていて簡易密閉しているので音漏れを少なくできます。また2本のマイクはボックスの中にあるスピーカーの内側と外側の2つの違った方向に向いていて、ミキサー側のチャンネル切り替えのみで異なるキャラクターの音が収録可能になります。しかしながら元の音が大爆音だとそれなりに音は漏れますから周囲への気配りも必要です。良い子はマネをしないように!(笑)
では「な~ぜ自分のブースで収録するのか?」大変すばらしい質問です。スタジオ収録にはそれならではの醍醐味があって楽しくクオリティーも申し分ないのですが、収録時間が限られておりまして、たまたま思いついたアイデア、新しい音作りなどを試していると「あらまぁ、もうこんな時間!」とおっさんなのにシンデレラのように靴をおいて帰らなくてはならなくなってしまうことも…?
ブース収録ですとこういった時間の制約からはほぼ解放されます。また普段のリラックスした雰囲気で収録することも可能になりますし、お財布にも優しいわけで…。(笑)そう言ったいろいろな理由で今回はブース収録を行っています。
ギターの音色にもこだわりがあるのですが、いま使っているアンプだけでは微調整が困難なため「ブースター」というものでそれを補っています。今回は既製品のブラックのものとカスタマイズされたキットから自分で組み立てたシルバーの2台を使い分けています。「ブラック」は音がスカッとタイトに輪郭がシャキーン!「シルバー」は音がドスッ!と太くなるイメージです...あくまでもイメージ。(笑)
それでは実際に「ボス1楽曲」を聴いて確認してみましょう!
ちなみにこの楽曲中では左右で鳴っているバッキングギターを「ブラック」のブースターで収録しています。
さて4週連続でお届けいたしましたFFEX音楽制作の裏側、いかがでしたでしょうか?
「もう、ぜーんぜんダメ!」とか「なんじゃこりゃ?」などご感想などございましたら申し訳ありませんがリアル独り言で、「もう最高ーー!!」「FFEX絶対買うぜーーっ!!」などのご感想はこちらTwitter@TsuyoshiSekitoまでお願いします、うわはは!
普段はなかなか見ることが出来ない音楽制作の隠れた部分ではありますので、これでみなさんも立派なエクスプローラーだ!!これより先はぜひゲームでお楽しみくださいませ!
・・・あっ!
もちろん本編に収録する楽曲は、まっだまだあります!召喚獣の数だけボスバトル曲があるわけです。多くのフィールドがあればフィールドの曲もそれだけあります。この召喚獣、このフィールドだとどんな音楽なんだろう?と想像しながらこれからの最新情報をお楽しみください!
・・・むむっ!
そしてなんとこちらのFFEX公式Webページではさらに長いバージョンが試聴可能になりました!急げ~っ!!
ありがとうございました~
ファイナルファンタジーエクスプローラーズのファミ通.comさん、電撃オンラインさん、4gamerさんでの4週連続「FFEX音楽ネタ」が始まりました。こちらにも同じ内容をアップしていますので、どうぞお楽しみください!!
【第3回】
『FFEXノーマルバトル1楽曲の全貌があきらかに!?』
いやぁ~暑いっすね~(大滝汗)
その昔、「台風一過」のことを「台風一家」だと勘違いしていて、運動会の時などに元気よく応援しているご家族を「台風一家キター!!」と思っていたのは内緒です。
いよいよ梅雨も明け夏本番!うちのワンコも普段はデロンデロンにへばっておりますが、ひとたびボールを見ると暴走機関車みたいに別人格になり我が家には犬が2匹いたのか?と思う今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
というわけで暑い夏でも元気に音楽制作、関戸です。
今回は「ファイナルファンタジーエクスプローラーズ」(以下、FFEX)のノーマルバトル1楽曲についてです。前回お話したフィールドからバトルへの移行、はたまたその逆の進行に明確なコントラストを付けるためいろいろな工夫をしています。
まずイントロらしいイントロもなく2小節をおいてすぐにメロディーに入りますがこの間約2秒。「フィールドから瞬時にバトルシーンへ!」と言うアクション性の高いRPGのスピーディーな展開にはピッタリです。汎用性のあるバトル楽曲なのでテンポ的にもそれほど速くなく、基本的にプレイヤーを応援するようなイメージですので良質なメロディーをたくさんちりばめています。「良質」と自分で言うところがポイントです、うわはは。
おっと得意のギターアンサンブルもガッツリ入っており、バトル楽曲らしい臨場感のある仕上がりになっていますね。楽曲の尺を少し長めにしているのは(ボスバトルは専用のものがありますが)ノーマルバトル楽曲はゲームを通して2楽曲なので、バトルが少々長引いてもより新鮮な雰囲気で楽しめるように考えました。ですから、序盤に最後まで聴くことはあまりないかもしれませんよ?(涙)そんな時は、ポーションをたっぷり抱えて敵の攻撃に耐えながら聴いてみてください、イ~ッヒッヒッ。
またFFEXではいつもよく使うデジタルモデリングのギター用プラグインソフトは使わずに、小さな真空管ギターアンプをスピーカーで鳴らしてマイクで収録する方法を用いてみました。前者をデジタル、後者をアナログとするとどちらにもそれぞれの良さはあるのですが、今回はたくさんのトラックが鳴っていても埋もれにくいアナログならでの存在感を優先してみました。
またFFEXでは楽曲のKeyに合わせて6弦、7弦の2本のギターを使い分けています。6弦ギターは最低音がE音まで、7弦ギターはさらにその下のB音までが出る状態になっています。ノーマルバトル1楽曲では6弦ギターでは出せない低い音が必要になる部分がありましたので、7弦ギターでのレコーディングとなっています。特に低い音はデジタルモデルングだと楽曲の中で埋もれてしまいやすいため、今回のアンプでのアナログレコーディングは大正解だったかと思います。
どうですか?カッコイイでしょ~ ^^
むむむ、これらの工夫と効果のほどは…こちらで確認してみましょう!
そしてなんとこちらのFFEX公式Webページではさらに長いバージョンが試聴可能になりました!急げ~っ!!
さて次週は…
『ついにこの日が…FFEXボスバトル楽曲大公開!?』
お楽しみに!!