鈴木セッション
FINAL FANTASY XIII-2、鈴木セッションにご参加頂いたメンバーで、
打ち上げを行いました。
彼らと一緒に作った作品が、いよいよ来週発売です!
どうぞ宜しくお願い致します。
松田さん、小島さん、ジョージさん、みちよ。
そして機材面でお世話になっているメディアインテグレーションの畑澤さん。
渡部高士、掛川陽介、赤川新一(なんでみんなカッコ一緒なの?w)
谷岡社長、ピアニストとくちゃん
そして、河盛さん&PMはまちゃん。
ではみなさん、良い週末を!
Mitsuto Suzuki
【特記事項】
FINAL FANTASY XIII-2 USTREAM 配信決定!
FINAL FANTASY XIII-2 オリジナル・サウンドトラック Mitsuto Suzuki Balearic Mix
FINAL FANTASY XIII-2の楽曲をノンストップミックス!
12/13(火) 22時配信予定!
http://www.ustream.tv/channel/square-enix-music-live1
ほこらの記憶
ドラクエ25周年記念という事で、
スライム肉まんが11月29日より期間限定で販売されました。
しかも凄い盛り上がり方。
Twitterのタイムラインが一瞬スライム一色になってたのには驚きと同時に
なんとも面白かったです。
やっぱ人気あるなあ~。
ドラクエと言えば、
「ドムドーラ」という廃墟の町がとても好きで、
意味もなくウロウロしているプレイヤーでした。
今思うとこの時に「廃墟の美学」が僕の中で形成されたのかもしれません。笑
あとドラクエ3の「ほこらのテーマ」。
この曲はほんと大好きで、
毎日狂ったように昼休みにオルガンで弾いていたら(ピアノよりもオルガンの方が雰囲気出る)
「ほこらを弾く」という行為自体が流行りだし、何故だかみんな練習始めて、
あちこちから「ほこらのテーマ」が聞こえてくるというなんともシュールな学校でした。
あれは可笑しかったなぁ。
そういえば、当時のサントラブックレットには楽譜が入ってて、
それを拡大コピーして譜面にしていました。
スライム肉まんを見て、ふとそんな事を色々と思い出したのですが、
ドラクエに限らず、ユーザーの数だけ色々な思い出があると思います。
今は「発信する側」になりましたが、
これからも「ほこらの記憶」を忘れずにサウンドを提供していけたらと
感じた週でした。
(スライム肉まんネタなのになんでこんな真面目な話してんだ。。)
ではみなさん、良い週末を!
Mitsuto Suzuki
「肩書きは作曲家です」
いよいよ来月15日にリリースとなるゲーム『FINAL FANTASY XIII-2』。
鈴木セッションでは沢山のミュージシャンやエンジニア、クリエイターの方々が
参加してくれました。
今日はその中から、僕の曲でピアノを担当してくれた
とくさしけんご君を紹介したいと思います。
真面目なんだけど、どこか壊れている彼の人柄と音楽性が面白く、
割と直感的にお願いしたわけで。
そういえば真面目に音楽の話をした事がないのでいい機会かも。
Q&A形式でどうぞ!
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(1) とくちゃんて何する人?そういえば経歴教えてよ?
完全にクラシック出身なんです。肩書きは作曲家です。
といいながらも、一番最近の仕事はオーケストラの指揮で、昨日やっていたのがとあるアニメキャラクターが歌う曲の制作なんです。楽譜の納品はなし。
で、本当に今直前までやっていたのが別のデスメタルスタイルの曲の歌入れだったんです。
これも楽譜の納品はなしで、どんだけ五線紙と鉛筆から遠いんだ、と、時代もぼくも。
いや、時代は、関係なかったです。言い過ぎました。たまたまぼくの先週がそうだっただけでした。
経歴でいうと、タナカカツキさんの「ALTOVISION」というブルーレイ作品集のサウンドトラックや、映像のための音楽は本当にたくさんやらせていただいています。大好きですし。
(2) ゲームってプレイする?FINAL FANTASYとの出会いって?
最近よ~~やくプレイステーション3を買ったんです。
今回みたいにゲーム内の音楽に参加させていただいたり、色々関係させていただいているのに、
いい加減ゲーム機を持っていないのは不自然!ってなりまして、買ったんです。
もう猿みたいにやっていて、勢いよくソフトも買っているのに、一つもクリアできないんです。
才能を感じられない。
『FINALFANTASY』シリーズは、僕らの世代にとっては小学校とか中学校とかの公用語だったじゃないですか。「今レベルいくつ?」から話が始まる、みたいな。ぼくはFFVが最初でした。
あと、出会いというか影響というか、ゲームの音楽って、ものすごく繰り返し聴くことになるんですよね。
特にぼくみたいに全然先に進めない人は、とことん聴くので無意識的なところまで刷り込まれる。
今から思えば、たとえば一番最初にモーリス・ラヴェル的な和声語法に親しんだのは『FINALFANTASY』シリーズだったんじゃないかと思うんです。しかも無意識的に。これすごいことなんですよ。
“17世紀フランス発、20世紀初頭モーリス・ラヴェル経由、20世紀後期スクウェア経由、ぼくんち。”
ですから。壮大なんです。
こういうことはゲーム音楽では絶対多いはずなんですよ。徹底的に繰り返し聴くので。
最初に親しんだハイドンスタイルの音楽はドラゴンクエストの城だった、とか。
最初に親しんだラテンスタイルの音楽はチョコボだった、とか。
最初に9thのコードにグッときたのはマリオのテーマの冒頭だった、とか。(他社さんのゲームですけどw)
ざっくりすぎますが、ドイツ音楽をドラゴンクエストに、フランス音楽を
FINAL FANTASYに無意識的に学んだ、っていう人は絶対にいるはずですw
最近では、最初に親しんだエレクトロニカやmax/mspサウンドがゲーム内の光人さんの音楽だった、とかもきっと起きてますよ。
(3)今回、何曲かピアノをお願いしたけど、どうだった?
いただいた曲が、和声的にもオーケストレーション的にも、元々シンプルで風通しのよい曲だったんです。とにかく気持ちいい。
こんな音楽がフィールドに流れていたら動けなくなる。クリアできない。コントローラー置いちゃう。
きゃっきゃ言いながら複数テイクを録らせていただきました。
それを全部光人さんに丸投げ、とw
でもそれらを光人さんがエディットした完成品を聴かせていただくと、ちゃんと光人さんの統一されたトーンの音楽になってる。これはホントにいい意味で。
光人さんとご一緒させていただくのはたぶん3、4回目なんですけど、いつも音の出会いに感激します。
(4)何か一言
今回の打ち合わせでスクウェア・エニックス本社に伺った時に、今日は少年時代のお礼を言いに行く日なんだ、って決めていたんです。
どれだけぼくたちの少年時代を楽しませてくれたんですか!と。
でも全然伝えきれなかったんで、もう一回打ち合わせを希望いたします!
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今回ピアノをお願いしたら快諾してくれた、とくさしくん。
すぐにいくつかテイクを送ってくれて、
こういうレスポンスの良さってとても大事で、おかげで作業もスイスイと進みました。
是非とも近いうちに遊びに来て下さいね。笑
とくさしくんにはピアノの他にある楽曲のアレンジもお願いしています。
こちらもお楽しみに!
とくさしけんご http://mimimimi.me/profile.html
ではみなさん、良い週末を!
Mitsuto Suzuki
【特記事項】
FINAL FANTASY XIII-2オリジナル・サウンドトラックのサイトがOPEN!
発売に向けて試聴等その他コンテンツを毎週更新予定。
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/fabula/ff13-2/
Joy To The World
いつも通り会社に向かうと、
ロビーにでかいクリスマスツリーが設置されていました。
先週、先々週と夏だの秋だの言ってたのが、もう冬かよ、という感じで、
今年も残りわずかなのを実感しています。
クリスマスと言えば、
ちょうど一年前にPSP「The 3rd Birthday」の開発を関戸さんと担当していて
その中で使用するクリスマスソングの定番曲「Joy To The World」のカバーやったなぁ~と、
同時にもう一年経つのね・・と。^^:
そうそう、「Joy To The World」の演奏は全て
スクウェアエニックスサウンドチームの演奏家によるもので、
納品はカセットテープという時代に逆行したサウンドセッションでした。
完成直後にディレクターの田畑さんに聴いてもらったら「すっごい面白い!」の一言で
即採用となった思い出深い1曲です。
えっと、
文字で伝えるよりも聴いてもらった方が早いすね。笑
クリスマスには一足早いですが、
季節限定モノなので試聴乗せちゃいます。
お楽しみください。
ではみなさん、良い週末を!
Mitsuto Suzuki
【特記事項】
The 3rd Birthday Original Soundtrak NOW ON SALE
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/3rd_birthday/
Joy To The World --The 3rd Birthday--