SQUARE ENIX MUSIC BLOG Composers & Synhesizer Programmers

今回は画像+音源というゴージャスな作りになっております。(笑)
ハイ、まずは観ていただきましょう!聴いていただきましょう!

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じめっとした陰鬱な感じがイイ雰囲気。雨の日の近所の公園です。安上がりだ〜

ラフなデモの音源ですので、部分的にひずみや超爆音の箇所がありますが、
このダイレクト感をお楽しみいただければ幸いです。

ミックスするのがめんどくさいのはナイショw

仕事用の音楽ではありませんが、仕事の音楽に似ている場合もあります。
あらがじめご了承くださいませ。(笑)

また非常に大きな音が出ますので、試聴の際には十分にお気をつけ下さい!!

80〜90年代のロック風味たっぷりですが、こう言うの大好きなのです。
意外とこう言う曲はゲーム中では使い道が無いです、うわはは!!
本日は以上です、それではまた!!




...Dark Forest

Vocal     小柳淳子
作詞        Steve Parker(義理の兄ですw)
作/編曲     つよしの部屋(ギターも弾いてますw)

Dark Forest

どうもこんにちは、水田です。

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さて、写真の電子ピアノ、これまた何のへんてつもないピアノなのですが、

実はこのピアノ、ある方が使われていたものをもらった、お下がりのピアノなのです。


まだ会社が目黒にあったころ、僕は大阪の開発部から東京に移ってきました。

引っ越してきた日、僕の入るブースの場所を教えてもらい、荷物を運び込もうとドアを開けましたが、何かにひっかかっているのか途中までしかとびらがひらきません。

あれ、とおもって中をのぞくと、このピアノにドアが当たっています。

からだをよこ向きにしてブースに入ってみると...、

部屋の広さ(狭さ)からいうと明らかにピアノが大きすぎる! ドア開かないし...。

一瞬、ぼくはこのピアノを運び出して持って行ってもらおうかと思いました。

でも、ふと思いなおして、この部屋に前にいた人はこのピアノを弾いていろいろ曲を作ってきたのかなー、うーん、これも何かの縁、やっぱり使わせてもらおうと思いそのまま部屋に置いておくことにしました。

そしていまでも、ここにあるというわけです。

さて、ピアノの元の持ち主はだれかというと、あの崎元仁さんです。

ちょうどそのとき、崎元さんは「ベイグラントストーリー」を作り終えたころでした。

このピアノも「ベイグラント...」の曲づくりに使われたのでしょうね。

「ラスト レムナント」のレコーディングに関しては日を分けて何回か行いましたが、今回はエンディング曲のレコーディングに関して少し触れてみたいと思います。

エンディングはボーカル入りの楽曲なのですが、当初から「挿入歌」や「主題歌」としての位置付けはせずに、あくまでもイベント曲として作成しました。(←ココ、こだわりの部分ですw)

歌手は業界でも有名なドナ・バークさん。
当日は風邪をお召しになったようで、こられたときは少し鼻声...。(ぅ、やばいかも?

しかしながら、まずはウォームアップがてら軽く歌ってもらうことにしたのですが、そんなコチラの不安もすぐに吹き飛びました。さすがは筋金入りのプロフェッショナルです!!


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「ラスト レムナント」エンディング曲のドラムレコーディング

エンディング曲のレコーディングは、バンドアンサンブルの部分がありますので、以下のような順番で録音を行い、最後に(サラウンド5.1chの)ミックスダウンを行う方法をとっています。

1.オーケストレーションのトラック(前々日に録音済み)
2.ドラム、ベース、ギターのトラック(前日に録音済み)
3.ボーカルのトラック

今回のドラマーはロバート・グレイ、ベースは我らが山中康央、そしてギターはワタクシが演奏しておりますが、テーマの4/4拍子から、サビの3/4拍子もなんなくこなせておりまして大したもんです。ロバートは「おもしろい曲!」と言ってましたが、いえいえこれは悲しい曲なのですよ、うわはは...。

ドラムのレコーディングに関しては、専門のドラムチューナー?さんをお願いして、楽曲のKeyを確認してもらい、とけ込みすぎず、浮きすぎず、程よいKeyでチューニングを施していただきました。これが地味な作業なのですが効果絶大です。

ほんとかなー?と思われる方はぜひ「ラスト レムナント オリジナルサウンドトラックCD」で確認してみてください。ドナ・バークさんの筋金も入ってますぜ。(またコレだ!w)


と、前回の予告で引っ張ったわりに普通な感じで申し訳ないような気も?

いやいや、これ制作側としては非常に重要なのですよー!!


さてさて、次回はどんな切り口にするか?それは...
次回のお楽しみということで!!(笑)

どうも、水田です。

こしあん or つぶあん なら、つぶあん派です。

 

「ファイナルファンタジーXIのファンイベントをひらくので、FF11の曲を、なま演奏してくれませんか」

という依頼があったのは、2004年のことでした。

もちろん、よろこんで出演させてもらうことにしたのですが、

ぼくはピアノが弾けるわけではありません。

ギターもできません。

出ますと言ったはいいけど、さあどうしよう...

あ、ベースなら少しはできるかも...

ピアノとギターが上手な人とバンドをつくれば、ベースはあまり目立たないからイケルかも。

そうだそうしよう、ということでバンドが結成されました。

初代「スターオニオンズ」です。

さいわいバンドは好評で、そのあと毎年のように出演させてもらい、

かれこれもう5回も演奏しています。

ボーナスで買ったはいいけど、部屋のすみでほこりをかぶりがちだったベース。

そんないきさつで、急に大活躍するようになりました。

 

はい、やってまいりましたココはハワイの開発部です。 
やはりカラッとしていてジトッとしていませんなぁ〜

あたりまえです...。


当時としては画期的なシリコングラフィクス社のレンダリング用PCがズラ〜リ。
ビルの屋上からヘリコプターで搬入したのだとか? やっぱスケールが違いますな!

「チョコボの不思議なダンジョン2」開発セクションは「FF Ⅸ」開発のすぐお隣で、プリントされた美しい映像がたくさん貼ってありました。

確かそうだったハズが、映画のモノかも...。


到着後、さっそくメインコンポーザーの川上さんとミーティング。


ぉ、そこにいるのは効果音担当の中岡君?ひげがのびていたのでわからんかったでぇ〜



作曲を担当する部分のイベント、エリア、シナリオや演出方法(ムービーとの同期方法、使えるメモリ容量ほか)などを確認。

さて、曲を作りましょう!っちゅう感じになりましたが、あらまぁ、使える機材があまりないのね...。ということで、念のために持っていっていた「BraveFencer武蔵伝の音色セット」を開封。

開いててよかった、持ってってよかった!w


という訳で、「チョコボの不思議なダンジョン2」でのワタクシの楽曲が「BraveFencer武蔵伝」に似通っている原因がココにもあります。兄弟みたいなものです、うわはは...。

作曲者が同じなのでなおさらw


その中でも「グラスゴスZ」などはイイ感じに仕上がり、なかりご満悦...気味。(笑)

例の必殺ADSR機能は健在で、独特のア−ティキュレーションが付いております。
どれだけ似ているのか?など、コチラでご確認が可能です! キタ!w 


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「チョコボの不思議なダンジョン2」オリジナルサウンドトラックCD

 

 

後にこの楽曲は『チョコボと魔法の絵本」でもすばらしい編曲がなされて使用されることとなり、一人「ウンウン」とうなづくのでした。 自己陶酔型の典型です。良いコはまねしないようにしましょうw

「いったいどんなすばらしい編曲なんだ!?」と気になるお方はコチラ。
うわはは!w

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「チョコボの魔法の絵本」オリジナルサウンドトラックCD