SQUARE ENIX MUSIC BLOG Composers & Synhesizer Programmers

「過去から現在、そして未来へ!?」とは別に過去、現在、仕事、趣味?入り交じってギュギュッと凝縮、トピックスとしてお送りする「ギュギュッと」も始めることにしました。

まぁ〜早い話が普通の雑談なのですが...w

リフレッシュがてらに読んでいただければ幸いでゴザイマス!!

今日は朝から「某オリジナル サウンド トラックCD」のための原稿を執筆中!

まじめな文章を書くのは苦手だ(><...。

だじゃれを書けないのは苦痛だ(><...。
うわ、小さな文字が見えにくくなってる、困った(><...。

というわけで仕事もちゃんとやってるオーラ出しつつ
(出てるか?w)、ブログの更新をするのですよ、うわはは!

さてさて始まりました「ギュギュッと」ですが、第一回目は手を伸ばせばそこにある!ワタクシのギターにまつわるお話からです。


sekito_guitar.jpg

はい、これがワタクシのメインギターでございます。ちょっと汚いですが、それには理由が...。

このギター、フェンダー社のモノですがいろいろいじくり回してあります。ネック、ピックアップやブリッジを交換したり。あまり原型をとどめていませんね。(笑)いじくるのが好きなもので...。これでも買った頃はピカピカだったのですが、経年劣化と申しますか、管理不足と申しますか、黒のラッカー塗装にはひび割れも出ています。
(←でもこれは気に入ってますw)


グレーの部分は金属でアルミニウムであるため割れたりはしないのですが、良く手が当たる部分はキレイ、そうじゃない部分は曇ってます。この曇り、実はアルミ特有の錆びらしいです。
これだけ錆びが出ていれば良いサビも浮かんでくることでしょう。(あらまぁ...。)

プロジェクトで言うと「ラスト レムナント」以降、ロックテイストの多い楽曲を作る機会が少なくなっていましたが、いよいよこのギターがまた火を噴くことになるかも?(うっひっひ。)


「ラスト レムナント」の楽曲(特にバトル系)を作るときは、毎日のように弦を張り替えていました。ハリのある音や、弾き心地を一定の状態に保つような意味合いがあります。弦が古くなるとやわらかくなり、指にまとわりついて弾きにくいですし、チョーキングやビブラートのちから加減も少し変わってきますので。 (いちおうそう考えてますw)

弦を張り替え、フキフキしながら「今日もイイ事あるかな〜?」とか「ぁ!こんなところにもキヅが...。」とか短い時間ですが曲作りから少し距離を置いてリフレッシュできるという効果もあります。これワタクシにとっては意外と重要です。




これが幻の!?スーパーバカオヤジバンドステッカーだ!

重要と言えばこのステッカー。ワタクシ、ギターにいろいろ貼ったりすることはあまりしないほうなのですが、このステッカーだけは別。お守りみたいなもので困ったときにナデナデすると良いリフが浮かびます。

「ラスト レムナント」のレコーディング秘話は次回の「ギュギュッと」で!!

 (ヴォーカリストが風邪をひいて鼻声でやってきた!! まじっすか!?w...などなど)

IMG_1960.jpg突然はじまりました音楽スタッフのブログ。どうぞよろしく。

私、水田は、特にテーマもなく、そのとき思いついたことを書きます。

さて、写真のベースは、かれこれ十数年ほど前に買った、フェンダーのジャズベースです。

何のへんてつもない普通のジャズベですが、これを買ったのにはちょっとしたきっかけがあります。

当時会社には、フレックストリガーボーナスという制度がありまして(一回だけで終わりましたけれど...)

どんな制度だったかといいますと、自己を磨くためのものならどんなものでもいいので

15万円まで会社が買ってくれる!というものです。

旅行に行って見聞を広めてもよし、ビデオ(まだDVDはほとんどなかった)やCDなどをまとめ買いしてもよし、

AV機器などの購入もよし、といった感じで、ギャンブルやおよそ自己研鑽に全く関係ないもの(たとえば洗濯機とか)

以外なら何でもokという制度でした。

それで、ぼくは当時ベースを始めたばかりでしたので、奮発してこのベースを買ったのです。

購入当時はうれしくて、ブースで一人ちまちまと弾いてたりしたのですが、

ベースって一人で弾いてもあまり面白くないんですよね...。

だんだんあまり弾かなくなって、すみっこに置きっぱなしという感じになってしまいました。

ところが数年たったあるとき、急にこのベースが大活躍する時が来たのです。

 

つづく

 ...と言うわけで第一回目は「BraveFencer武蔵伝」です!

過去の担当作品から現在にさかのぼる形でしゃべりまくる...、すぐに終わりそうな企画ですw

 musashi_01.jpg 

鮮やかなオレンジのにくいやつ...新品未開封、うっへっへ~(^^

スクウェア(現:スクウェア・エニックス)に転職したのは確か1995年の年9月だったと思います。新しく大阪開発部を立ち上げると言うことでテナントビルの選定から、フロアの設営まで総務部の人たちと自分たちも一緒になって作りあげていって、なるほど会社と言うものはこうして出来上がっていくのか!?と変な感動を覚えたものです。

当時、前職では業務用のゲームを主に制作していたのですが、PS1で初のプロジェクトとなります。13年も前の事、あいまいな記憶をたどりつつ書いていきたいと思います。

画像はオリジナルサウンドトラックCDで、ジャケットはビタミンカラーの「オレンジ」。この色を出すためにデザイナーさんには結構苦労していただきました。しかし、この色があせやすいことがわかったのはつい最近のこと。(笑) ま、収録されている楽曲たちはいつも元気ハツラツ、ぉぉモ~レツ!(わからない人は「ココロのボス」に聞いてみよう!)色あせることはありませんから問題ないんですけどね。

(自分で言うか!?)


 
「BraveFencer武蔵伝」のサウンド開発はサウンドプログラマー(効果音と音声編集担当)とワタクシの2人(途中でエンジニアの五十川が音声編集で合流)で行っていましたが、PS1のRAMの管理も話が早く、サクサク進みましたし、いろいろなアイデアに対する検証と実装も迅速に行えました

(第1章の石像に追いかけられる部分の音楽のCDDA再生や、お城の音楽士の演出ほか)


作った楽曲は130曲を超えていたのですが、CD3枚組が実現できない状況でしたので泣く泣く80曲程度に絞った経緯があります。

(でも、まぁ~アレンジモノが多かったのですがw)


このサウンドトラックの特徴は何と言ってもそのハイファイな音質!   

(楽曲自身ぢゃないのか!?w)


もともと使用できるRAM容量が少ないので音の種類を絞って、より良い音質に徹しました。ちなみに各楽器のサンプリング周波数44.1kHzで、これを使用して音楽を作るとCDオーディオ並みで曇りのないクリアな音質が実現できます。PS1内蔵のリバーブをかけても音抜けがよくモワモワしません。

ただ限られた音色セットでたくさんの楽曲を再現しなければなりませんので大変なのですが、そこは、作曲テクでカバーするわけですね。

(あるのか?w)


はい、たぶん...。

ぁ、ちょうどいま思い出しましたが、当時の音楽制作ツールであるソニー製デリカテッセンの特殊機能?によるアーティキュレーションの付け方も独特です。これはあまり大きな声では言えないのですが、この機能を発見したのは世界中でワタクシだけでしょう、うわはは!

(ほんまか!?はい、たぶん...。プログラマーいわく、バグみたいなもの?と言ってましたし..。)


金管楽器特有のパッとアタックが強くでて、その後途切れずに小さな音からグワーっと大きな音になるシミュレーションが出来る設定があるのです。その後自社ツールになった時にこの機能はなくなっておりましたので、わざわざ付けていただきました。というかデリカテッセンの設定どおりに動くように修正していただいたのを覚えています。

いわゆるADSR(アタック、ディケイ、サスティーン、リリース)の設定なのですが、いじるの大好きなワタクシはこのソフトをいじくり倒して、偶然その設定を発見したのです!文章ではなかなか伝わらないのでぜひ一度、オリジナルサウンドトラックでお確かめいただければと!

(ぇ、そこ!?w 再販しましょうよ、みんなまってるよ~>まるしー)


さてさて、このあとその機能を引っさげて?ハワイの開発部へ行き「チョコボの不思議なダンジョン2」の作曲をすることになるのですが...、そこで待っていた現実とは!?

(ぇ?ぅ、マジすか!? ほへぇ~ 歩兵~)



次回に続く...

はじめまして!
本日よりSQUARE ENIX MUSICのコンポーザーとシンセサイザープログラマーのページがリニューアルされました!

SQUARE ENIX MUSICのクリエイターオススメCDや、サウンドの開発秘話、時には秘蔵の音源(?)まで、色々な情報を発信していきます!

今回は初回の投稿ということで、HP担当のスタッフ(浜)がどんなページなのか簡単にご説明させて頂きますね。

コンポーザー&シンセサイザープログラマーのページ

まずこちらでは、クリエイターの情報やオススメの楽曲情報などを紹介させて頂く予定です。
Pickup DiscとRecommendでは、所属クリエイターやスタッフが今おススメしたいCD(楽曲)をコメント付きで掲載いたします。
コメントだけでなく試聴もできますので、合わせてお楽しみくださいませ。

(Pick Up Diskは、最新の更新者が選んだものが聞けるようになっておりますので、こまめに遊びにきて頂けると、色々な音楽をお楽しみ頂けるかも。)

 コンポーザー&シンセサイザープログラマー ブログ

そしてこのブログでは、各クリエイターの思ったことや、感じたこと、仕事のあれこれや、音源のご紹介まで、ここでしか読めない(聞けない)ようなお話を掲載していきます(予定)。

非常にざっくりですが、以上がこのページの基本構成です。

こういった場にはまだまだ不慣れな我々ですが、スタッフ一同色々な情報を発信していきますので、長い目で見守って頂ければ幸いです。

なお、クリエイターそれぞれにTwitterやfacebookアカウントを持っておりますので、楽曲やブログの感想などもお気軽にお寄せくださいませ。
(アカウントはクリエイターの写真右下にあるボタンからチェックをお願いします)

それでは、よろしくお願いいたします!

スタッフ(浜)

257  258  259  260  261  262  263  264  265  266  267