SQUARE ENIX MUSIC BLOG Composers & Synhesizer Programmers

みなさんどんばんわ。サウンドの祖堅です。

LoVイベント盛りあがったなー!

炎天下の中お集まり頂いた皆さん、ありがとうございました!!

間もなく始まるLORD of VERMILION Re:2、ご期待下さい!

(超いい感じのニーソキャラ多数あり!もうこれは、タマランチで鼻血ぶー!!!)

 

そして明日7.22(プロレス表記)はFinalFantasyXIV、パッチ1.18の日です!どんどんぱふぱふ!

かなりのボリュームだったので、サウンドスタッフはいい感じに痩せこけました。

そして!楽曲に関して言えば新曲あり、アレンジありありです!

どこで流れるか、皆さんエオルゼアの世界をゆったり旅して下さいね!!!

 

サウンドチームは、デバッグコマンド無しでのインスタンスレイド攻略は果たせなかったお・・・・。orz

この新コンテンツであるインスタンスレイド、状況に応じてBGMがシームレスにコロコロ変化します。

この仕組みを入れる為にサウンドプログラマの土田さんは3キロくらい痩せたかな。

んま、日頃からダイエッツ!ダイエッツ!うるさいから、丁度よかったよね!

チョコボの個性


FF等でおなじみの「チョコボ」ですが、
偶然にも同時期にチョコボ関連で2つのプロジェクトに参加しましたので、
今日はそれにまつわる裏話を。

既存曲をアレンジする場合にMIDIデータを扱う事があります。
(MIDIとは何?って場合はググってね)
今回も例外ではなく、元となるMIDIデータから2つのアレンジを作ったのですが、
この2つが対極的なアレンジ。

ロードオブヴァーミリオン「チョコボ&モーグリ」
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/lov_re2/
(下記試聴、チョコボ&モーグリへgo!)

SQ Chips「Chip de Chocobo」
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/sq/sqchips/
(下記試聴、Chip de Chocoboへgo!)

1つがオケアレンジで、もう1つがピコピコ8bitアレンジですが、
音色から音の厚みまでまったく違う雰囲気なのが分かると思います。
基本となるMIDIデータは同じでも、
音符の足し算、引き算、そして音色によって違いが出ている面白い例です。

そしてこの2曲はテンポもキーも同じなので、こんな風に2曲を混ぜる事も
できちゃいます。

(下記試聴、チョコボ&モーグリ+Chip de Chocoboへgo!)

左がロードオブヴァーミリオン版で右がSQ Chips版。
まぁ、普段こんな事しませんけど・・

このように同じ楽曲でも、
MIDIデータの編集=アレンジによって個性が生まれます。
そして今日も新たな「チョコボ」がどこかで生まれているかもしれません。


明日から3連休ですね。
ではみなさん、良い休日を!


Mitsuto Suzuki


【特記事項】
お台場合衆国
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/odaiba2011/
「Chip de Chocobo」を収録した「SQ Chips」先行Mini AlubumをSQUARE ENIXブースにて
2011年7月16日(土)~販売

-----------------------------------------------------------------------------

チョコボ&モーグリ

Chip de Chocobo

チョコボ&モーグリ+Chip de Chocobo

ご無沙汰しております。スタッフ(浜)です。

HPリニューアルをさせて頂いてから早いものでもう1ヵ月が経ちましたので、
「Recommend」コーナーで紹介しているCDも更新させて頂きました。

今回オススメさせて頂いているのはこの3つ↓

まずはコンポーザーの関戸のオススメ。
---
【Brave Fencer 武蔵伝 ― オリジナル・サウンドトラック】
1998年夏、冒険活劇での躍動感を演出すべく、アップテンポでノリが良い曲を中心に制作したと記憶しています。自身初のPS1と言うこともありいろいろ試行錯誤しつつ、武蔵=純和風にこだわらない独特の仕上がりになっております。(笑)(関戸)
---

今は残念ながら販売をされていないCDなので、音源を聞ける機会はもしかしたら貴重かも。。

次はシンセサイザープログラマーの山中のオススメ。
---
【クリスマス・コレクションズ music from SQUARE ENIX】
このアルバムに関戸、廣瀬と共に参加しました。ちょうど関戸とMind JackのBGM作業と並行して作っていたので、気分を変えて作業出来て、楽しかった記憶があります。クリスマス向けだったりしますが、夏に聞いても悪くないんじゃないでしょーか。(山中)
---

夏なのにクリスマスのCDかいっ!とツッコまずにはいられませんでしたが、
これはこれで斬新な気もするのでそのまま採用させて頂きました。

そして最後にスタッフ(白)からのオススメ。
---
【ロード オブ ヴァーミリオン Re:2 FAN KIT】
「FFVI」「聖剣伝説2」「ロマンシング サ・ガ3」など、名曲揃いのメドレー曲が満載。弊社所属のコンポーザーが多数アレンジ参加してますよ~。ぜひ一度聴いてみてくださいませ。(スタッフ(白))
---

こちら、弊社の山崎、関戸、河盛、山中、鈴木がアレンジャーとして参加しております。
気合いを入れて制作しておりましたので、是非聞いてみてくださいませ。
(昨日のラジオ放送も盛り上がっていたみたいですね!)

以上が今月のRecommendでございました。

このコーナーもちょくちょく(少なくとも月に1回)更新していきたいと考えておりますので、
たまにはTOPページの方ものぞいてみて下さいね。

それでは!

こんにちは。山崎です。

連日猛暑が続いておりますが、皆さん熱中症にはくれぐれも気をつけましょう!

とある、サウンド部屋での会話。

山﨑「ねー、FF9ってプレイした?」
K君「あー、やりました!あれ凄い好きですねー。」
山﨑「あれにクジャっていたけど、登場する時どんな曲鳴ってたか覚えてる?」
K君「あぁ…えーと…。」
山﨑「じゃあエーコは?」
K君「……。」
山﨑「バトルとか、ボス曲は?」
K君「それはもちろん!あれ聞くと燃えますよねー。」

もう少し遡って今年の初め、ロードオブヴァーミリオン(LoV)の門井プロデューサーからこんな相談を受けました。

門井「LoVでコラボしているFFやSaGaのキャラを選んだ時に、そのゲームの曲が鳴って欲しいとのユーザーの声が多数ありまして。そのキャラを選択した時にキャラのテーマやバトル曲をメドレーで流すようなこと出来ませんかね?選曲はおまかせします。」

自分も未プレイのゲームもいくつか含まれていたので独断で決める訳にもいかず、まずは聞き込み調査からのLoV開発スタート。ゲームプレイ経験のある人を片っ端から捕まえて「このゲームといえばコレ!という好きな曲ってどれですか?」という質問をぶつけていった結果見えてきた答え。

「ほとんどの人が物語の印象的なシーンに鳴っている曲は割と覚えているが、キャラと結びつけてテーマを覚えてる人は意外に少ない。」

キャラのテーマって以外に後付けなんですねー。ボス系はともかく場合によっては全く違う曲を浮かべる人も。
ということは、選んだキャラによって知らないテーマが鳴ってしまうより、誰もが知ってる曲をメドレーにした方が萌えるのでは?

というやや強引な結論から選曲はほぼ人気曲アンケートに基づく結果となり、ユーザーの愛がビッシリ濃縮されたサントラが出来上がりました!

暑い夏の熱い一枚としてLoV editをお楽しみ下さい。

「ロードオブヴァーミリオンRe:2FAN KIT」
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/lov_re2/

7/16(土)LoVオフィシャルイベントで会場先行販売。
http://www.lordofv.com/event/special/


本日7/14(木)21:00より 未公開の試聴曲が聞けるかも??
「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」


FF9から植松師匠の熱い1曲をアレンジさせて頂きました!ヴァイオリンは真部裕さんです。

 

Vamo' alla flamenco

水田です。毎日暑いですね。


さて、今回はバトル曲に関して書いてみたいと思います。

バトル曲は、RPGの華。なんどもなんども、くりかえし再生されます。

何回聴いても飽きのこない曲にしなくてはなりません。

それにくわえ、今作はファイナルファンタジーシリーズの一作品です。

FFのバトル曲には、プレーヤーの皆さんも一家言あるはず。

ということで、作るほうも気合が入ります。

開発チームとイメージのすり合わせを行い、今回とることになった手法は...。

初期のFFシリーズバトル曲の伝統、デデデデベース(←今、名付けました)を再現する!

ということになりました。

デデデデベースとはもちろん、FF6までバトル曲のイントロに使われていた、

「♪ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ソ・ソ」というベース音のフレーズのことです。

これを使って、皆さんになじみのあるファイナルファンタジーのバトル曲らしさを

演出してみようという試みです。

といっても、そのまんま使ったのでは面白みがありませんので、

新しく作ったイントロの後にデデデデベースを自然に溶かしこんでみる

という感じでやってみました。


(ページ下部の、光の章ザコバトル曲 「剣をおさめて」 をお聴きください)


いかかでしょうか。

なんか、はじめて聴くはずなのに、もう何度も聴いたようような気がする

といった感じになっていますでしょうか?


ところで今作では、「光の章」と「闇の章」という二つのシナリオが

おり重なるようにストーリーが展開されていきます。


先ほど聴いていただいたのは、「光の章」のバトル曲で、「闇の章」では

またもうひとつ別のバトル曲を用意して、バリエーションをつけるというようなこともやっています。


(ページ下部の、闇の章ザコバトル曲 「闇を裂く剣」 をお聴きください)


さて、今まで聴いていただいたのは、いわゆる「ザコバトル」といわれる曲ですね。


RPGの音楽には、もう一つのハイライト、ボス戦のバトル曲があります。

RPGの曲のなかで、作曲者の個性がきわだつのが、このボス戦のバトル曲だと思います。

ぼくなど、いろんなゲームのボスバトル曲を聴くと、作者の苦労が伝わってくるような気すらします。


ここにもいろんなタイプの曲があって、イケイケな感じのもの、おどろおどろしく恐怖をあおるようなもの、

オーケストラでスケール感たっぷり、緊張感あふれるものなどなど...。

今回の、「FFレジェンズ」ではこちらから攻めていくタイプの積極的な感じの曲にしてみました。


(ページ下部の、バトル曲 「脅威に立ち向かう」 をお聴きください)


いかがでしたか。

やったるでーという気分になりましたでしょうか。


ということで、今回取り上げたバトルの曲、

ゲームの盛り上げ役である曲たちは、こんなふうにできているというお話でした。



「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」は、いよいよ終章の前編も配信され、

物語は佳境に入ってきました。

いまからはじめても全然おそくはありません。

むしろ、待たずにさいごまで一気に遊べるという魅力もあります!

よろしければ、ぜひお試しください。

「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」公式サイト

--------------------------------------------------------------------------------------------------

記事の感想、ご質問、取り上げてほしい内容などありましたら、お気軽にこちらの水田直志Twitterアカウントまで。

 かならず目をとおしますよ^^

--------------------------------------------------------------------------------------------------

光の章ザコバトル曲 「剣をおさめて」

闇の章ザコバトル曲 「闇を裂く剣」

バトル曲 「脅威に立ち向かう」