SQUARE ENIX MUSIC BLOG Composers & Synhesizer Programmers

「ラスト レムナント」のレコーディングに関しては日を分けて何回か行いましたが、今回はエンディング曲のレコーディングに関して少し触れてみたいと思います。

エンディングはボーカル入りの楽曲なのですが、当初から「挿入歌」や「主題歌」としての位置付けはせずに、あくまでもイベント曲として作成しました。(←ココ、こだわりの部分ですw)

歌手は業界でも有名なドナ・バークさん。
当日は風邪をお召しになったようで、こられたときは少し鼻声...。(ぅ、やばいかも?

しかしながら、まずはウォームアップがてら軽く歌ってもらうことにしたのですが、そんなコチラの不安もすぐに吹き飛びました。さすがは筋金入りのプロフェッショナルです!!


Drums01.JPG
「ラスト レムナント」エンディング曲のドラムレコーディング

エンディング曲のレコーディングは、バンドアンサンブルの部分がありますので、以下のような順番で録音を行い、最後に(サラウンド5.1chの)ミックスダウンを行う方法をとっています。

1.オーケストレーションのトラック(前々日に録音済み)
2.ドラム、ベース、ギターのトラック(前日に録音済み)
3.ボーカルのトラック

今回のドラマーはロバート・グレイ、ベースは我らが山中康央、そしてギターはワタクシが演奏しておりますが、テーマの4/4拍子から、サビの3/4拍子もなんなくこなせておりまして大したもんです。ロバートは「おもしろい曲!」と言ってましたが、いえいえこれは悲しい曲なのですよ、うわはは...。

ドラムのレコーディングに関しては、専門のドラムチューナー?さんをお願いして、楽曲のKeyを確認してもらい、とけ込みすぎず、浮きすぎず、程よいKeyでチューニングを施していただきました。これが地味な作業なのですが効果絶大です。

ほんとかなー?と思われる方はぜひ「ラスト レムナント オリジナルサウンドトラックCD」で確認してみてください。ドナ・バークさんの筋金も入ってますぜ。(またコレだ!w)


と、前回の予告で引っ張ったわりに普通な感じで申し訳ないような気も?

いやいや、これ制作側としては非常に重要なのですよー!!


さてさて、次回はどんな切り口にするか?それは...
次回のお楽しみということで!!(笑)

どうも、水田です。

こしあん or つぶあん なら、つぶあん派です。

 

「ファイナルファンタジーXIのファンイベントをひらくので、FF11の曲を、なま演奏してくれませんか」

という依頼があったのは、2004年のことでした。

もちろん、よろこんで出演させてもらうことにしたのですが、

ぼくはピアノが弾けるわけではありません。

ギターもできません。

出ますと言ったはいいけど、さあどうしよう...

あ、ベースなら少しはできるかも...

ピアノとギターが上手な人とバンドをつくれば、ベースはあまり目立たないからイケルかも。

そうだそうしよう、ということでバンドが結成されました。

初代「スターオニオンズ」です。

さいわいバンドは好評で、そのあと毎年のように出演させてもらい、

かれこれもう5回も演奏しています。

ボーナスで買ったはいいけど、部屋のすみでほこりをかぶりがちだったベース。

そんないきさつで、急に大活躍するようになりました。

 

はい、やってまいりましたココはハワイの開発部です。 
やはりカラッとしていてジトッとしていませんなぁ〜

あたりまえです...。


当時としては画期的なシリコングラフィクス社のレンダリング用PCがズラ〜リ。
ビルの屋上からヘリコプターで搬入したのだとか? やっぱスケールが違いますな!

「チョコボの不思議なダンジョン2」開発セクションは「FF Ⅸ」開発のすぐお隣で、プリントされた美しい映像がたくさん貼ってありました。

確かそうだったハズが、映画のモノかも...。


到着後、さっそくメインコンポーザーの川上さんとミーティング。


ぉ、そこにいるのは効果音担当の中岡君?ひげがのびていたのでわからんかったでぇ〜



作曲を担当する部分のイベント、エリア、シナリオや演出方法(ムービーとの同期方法、使えるメモリ容量ほか)などを確認。

さて、曲を作りましょう!っちゅう感じになりましたが、あらまぁ、使える機材があまりないのね...。ということで、念のために持っていっていた「BraveFencer武蔵伝の音色セット」を開封。

開いててよかった、持ってってよかった!w


という訳で、「チョコボの不思議なダンジョン2」でのワタクシの楽曲が「BraveFencer武蔵伝」に似通っている原因がココにもあります。兄弟みたいなものです、うわはは...。

作曲者が同じなのでなおさらw


その中でも「グラスゴスZ」などはイイ感じに仕上がり、なかりご満悦...気味。(笑)

例の必殺ADSR機能は健在で、独特のア−ティキュレーションが付いております。
どれだけ似ているのか?など、コチラでご確認が可能です! キタ!w 


68.JPG
「チョコボの不思議なダンジョン2」オリジナルサウンドトラックCD

 

 

後にこの楽曲は『チョコボと魔法の絵本」でもすばらしい編曲がなされて使用されることとなり、一人「ウンウン」とうなづくのでした。 自己陶酔型の典型です。良いコはまねしないようにしましょうw

「いったいどんなすばらしい編曲なんだ!?」と気になるお方はコチラ。
うわはは!w

sekito_book.jpg
「チョコボの魔法の絵本」オリジナルサウンドトラックCD

 

こんにちは「つよしの部屋」ですw

さてー、金曜日、月曜日とくれば、水曜日も欲しいところ!!
と言うわけで「つよしの部屋」を始めることにしました...。
3つの色分けは次第になくなるかもしれませんが...そのときは統合します。(笑)

ここではそうですね、主に未公開のモノを全世界に公開!?していこうかと考えております。

ちょっとおおげさな言い回しw


風呂敷を広げすぎた感はありますが、ま、たたんでしまえばポケットにも入りますし(笑)
こんなのいつものこと。 そうそう...。

一週間のド真ん中ではありますが、週末に向けてテンションあげあげのモノに出来ればと思います!

それでは本日は告知のみとなります。

ぇ?

 

来週より、こうご期待ください!?

 

「過去から現在、そして未来へ!?」とは別に過去、現在、仕事、趣味?入り交じってギュギュッと凝縮、トピックスとしてお送りする「ギュギュッと」も始めることにしました。

まぁ〜早い話が普通の雑談なのですが...w

リフレッシュがてらに読んでいただければ幸いでゴザイマス!!

今日は朝から「某オリジナル サウンド トラックCD」のための原稿を執筆中!

まじめな文章を書くのは苦手だ(><...。

だじゃれを書けないのは苦痛だ(><...。
うわ、小さな文字が見えにくくなってる、困った(><...。

というわけで仕事もちゃんとやってるオーラ出しつつ
(出てるか?w)、ブログの更新をするのですよ、うわはは!

さてさて始まりました「ギュギュッと」ですが、第一回目は手を伸ばせばそこにある!ワタクシのギターにまつわるお話からです。


sekito_guitar.jpg

はい、これがワタクシのメインギターでございます。ちょっと汚いですが、それには理由が...。

このギター、フェンダー社のモノですがいろいろいじくり回してあります。ネック、ピックアップやブリッジを交換したり。あまり原型をとどめていませんね。(笑)いじくるのが好きなもので...。これでも買った頃はピカピカだったのですが、経年劣化と申しますか、管理不足と申しますか、黒のラッカー塗装にはひび割れも出ています。
(←でもこれは気に入ってますw)


グレーの部分は金属でアルミニウムであるため割れたりはしないのですが、良く手が当たる部分はキレイ、そうじゃない部分は曇ってます。この曇り、実はアルミ特有の錆びらしいです。
これだけ錆びが出ていれば良いサビも浮かんでくることでしょう。(あらまぁ...。)

プロジェクトで言うと「ラスト レムナント」以降、ロックテイストの多い楽曲を作る機会が少なくなっていましたが、いよいよこのギターがまた火を噴くことになるかも?(うっひっひ。)


「ラスト レムナント」の楽曲(特にバトル系)を作るときは、毎日のように弦を張り替えていました。ハリのある音や、弾き心地を一定の状態に保つような意味合いがあります。弦が古くなるとやわらかくなり、指にまとわりついて弾きにくいですし、チョーキングやビブラートのちから加減も少し変わってきますので。 (いちおうそう考えてますw)

弦を張り替え、フキフキしながら「今日もイイ事あるかな〜?」とか「ぁ!こんなところにもキヅが...。」とか短い時間ですが曲作りから少し距離を置いてリフレッシュできるという効果もあります。これワタクシにとっては意外と重要です。




これが幻の!?スーパーバカオヤジバンドステッカーだ!

重要と言えばこのステッカー。ワタクシ、ギターにいろいろ貼ったりすることはあまりしないほうなのですが、このステッカーだけは別。お守りみたいなもので困ったときにナデナデすると良いリフが浮かびます。

「ラスト レムナント」のレコーディング秘話は次回の「ギュギュッと」で!!

 (ヴォーカリストが風邪をひいて鼻声でやってきた!! まじっすか!?w...などなど)