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水田 直志 Naoshi Mizuta

好きなもの: たい焼き(近頃は、皮が薄いのとかいろいろありますが、普通のが好きです)、 コーヒー(淹れるのも含めていいですね)、 iPhone(すかっりはまってしまいました) 写真撮影(オリンパスのe-510を使用中、raw現像もまた楽し) お散歩(遠出からご近所まで)

水田 直志

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こんにちは、水田です。

僕たち音楽スタッフのブログやTwitterでのつぶやきに、ときどき「マスタリング」という単語が出てきますよね。

同じようなスタジオで作業しているイメージから、たまに「レコーディング」と間違われることもあるのですが、「マスタリング」は、それとはまた違った作業なのです。

じゃ、いったい「マスタリング」とは何なのか。ごくかんたんにいいますと、「できあがった数々の曲を持ち寄って、一枚のCDとして完成させるための作業」というふうに言えると思います。

録音とミックスが終わってできあがった曲は、一曲一曲それぞれは完成していても、それを一枚のアルバムに入れるとなると、一曲ごとに音量の差が大きかったり、音質的にもばらつきがあったりと、そのままでは都合が悪いことが多いのです。

それを、マスタリングという工程で、音量のバランスをとり、音質を整え、アルバムの曲順に並べ替えて一枚のCDにまとめるというわけです。

たとえば、今度11月9日に発売される"FINAL FANTASY XI Original Soundtrack -PLUS-"

このアルバムに収録されている曲は、ほとんどがプレイステーション2の内蔵音源を使ってできているのですが、なかに数曲だけ、プロモーション用として一般の音源で作成されている曲があります。

単純に並べてみると、やはりゲーム機から録音したものと一般の音源では差が目立ちます。

そこでマスタリングという作業で、並べて聴いても違和感がないようにするのです。

(つづく)

こんばんは。水田です。

きょうは、ゲームショウ初日ということもあって、いろいろなゲームのニュースが飛び交いましたね。

ファイナルファンタジーXIII-2も発売日が発表になり、これからますます盛り上がっていきますよ。


さて、先ほど夜8時からBS11で放映された、「ファイナルファンタジーXIII-2スペシャル特番」

ご覧になった方はおわかりでしょうが、ぼくたち音楽セクションからは、鈴木と水田が出ていましたね。

番組でお伝えしたとおり、こちらではバリバリ制作がすすんでいます。


それにしても、番組内で新曲披露といったわりには、曲が聴けた時間がちょっぴり短かったような...?

ということで、本日放映されました曲、このブログ限定で、ほぼフルコーラス試聴できるようにしました!!

もうちょっと聴きたかったという方、ぜひゆっくり楽しんでください。

さらにさらに! 音楽スタッフブログ、あした更新予定の「鈴木週報」でも、なにかあるかもしれませんよ。

ぜひご期待を。


それでは、お届けします。

「アルカキルティ大平原 特別試聴バージョン」(曲名は仮です)

作、編曲:水田直志


ご感想などありましたら、お聞かせ下さい。下記のtwitterリンクからどうぞ。

@Naoshi_MIZUTA

「アルカキルティ大平原 特別試聴バージョン」

連日のように「ファイナルファンタジーXIII-2」の楽曲のレコーディングが行なわれています。

きょうもボーカルの録音がおわったところで、ブログの更新です。

ボーカルは、生楽器の中でもやはり特別。

曲の主役である歌が入ると、曲の雰囲気は一気に別のものになります。

まるでパズルの最後のピースがピタッとおさまるかのように、

あらかじめ作っていたバックの伴奏に歌声がはまっていくのは、

とても気持ちのいい瞬間です。

伴奏も、主役である歌が登場するこのときを待っていましたとばかり、

それまでとは別の響きをはじめます。

作り手としても、やっと曲の最終形を具体的に聴くことのできる、うれしい時間です。

なにしろ、いままではずっと頭のなかで歌声を想像するしかなかったのですから。


FF XIII-2では、多くの素晴らしいボーカリストたちに歌っていただいています。

なかには、みなさんのご存じの歌手もいるかもしれません。

近日中に歌い手の方をご紹介できる予定ですので、お楽しみに。


 

 

 

 

 

 

去年の9月に物語の幕を開けた「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」

いよいよ、この8日に終章後編が配信され、フィナーレを迎えました。

長かったような、短かったような一年。

音楽のほうも、作成開始から最終okまで、1年半近くおつきあいさせていただきました。

(ラスボスのベルの音色にこだわったため、ぎりぎりまで最終チェックが残り、

okとなったのは配信5日前の先週3日のことでした)

 

今作は、2D時代のFFの雰囲気を色濃く持つ作品ですので、音楽もそのころのゲーム音楽を意識し、

王道路線を突き進む、シンプルで歌いやすいメロディーを心がけて作ったのを思い出します。

当初は、曲数もなるべく少なくしようと話し合ってはいましたが、

なんだかんだで40曲以上のボリュームになりました。

 

本作の大きな特徴のひとつに、プレーヤーの皆さんの意見を参考にしつつ、

1年かけてゲームとシナリオが完成されていくという、配信ゲームならではの仕掛けがありました。

これはとても面白い試みだったと思います。

音楽は、かなりの部分を前もって準備しておかなくてはならないのでなかなか難しいですが、

シナリオ同様みなさんのリクエストをきいて次の曲を作っていくというのが実現できれば、

ネット社会の今風で面白いかなと思いました。

機会があれば、そんなことにも挑戦したいですね。

 

それではここで、プロデューサーの時田さんから一言コメントをいただきましたので紹介したいと思います。

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水田との仕事は「半熟4」が初めてで

ガッツリとタッグを組むのはDS「光の4戦士」に続いて今回が二作目です!

光と闇のモチーフを生かすためフィールドとバトルは双方用意してもらいました。

終盤の音楽構成などはいい形でアイディアを出し合い、クライマックスらしい

盛り上がりが演出できたと思います。

iTunesでの配信もゴージャスに大盤振る舞いしました。

スマフォでの展開も絶賛画策中ですので、是非ご期待ください!

 

ジャカルタの星の下より 時田

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さて、物語の完結を記念して、本作のオリジナル・サウンドトラックが

iTunesストアでいよいよ発売開始されました。

1年分の思いが詰まった曲の数々、ぜひチェックしてみてください。

 

ここでは、ちょっとしたお礼の気持ちに、ラスボスの曲を1曲、フルコーラス試聴できるようにしましたので、

もしよければ聴いてみてくださいね。

(このページの一番下のボタンで聴けますよ)

 

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サウンドトラックの試聴ページはこちら

「ファイナルファンタジーレジェンズ 光と闇の戦士」公式ページ

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IMPERATOR

水田です。毎日暑いですね。


さて、今回はバトル曲に関して書いてみたいと思います。

バトル曲は、RPGの華。なんどもなんども、くりかえし再生されます。

何回聴いても飽きのこない曲にしなくてはなりません。

それにくわえ、今作はファイナルファンタジーシリーズの一作品です。

FFのバトル曲には、プレーヤーの皆さんも一家言あるはず。

ということで、作るほうも気合が入ります。

開発チームとイメージのすり合わせを行い、今回とることになった手法は...。

初期のFFシリーズバトル曲の伝統、デデデデベース(←今、名付けました)を再現する!

ということになりました。

デデデデベースとはもちろん、FF6までバトル曲のイントロに使われていた、

「♪ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ソ・ソ」というベース音のフレーズのことです。

これを使って、皆さんになじみのあるファイナルファンタジーのバトル曲らしさを

演出してみようという試みです。

といっても、そのまんま使ったのでは面白みがありませんので、

新しく作ったイントロの後にデデデデベースを自然に溶かしこんでみる

という感じでやってみました。


(ページ下部の、光の章ザコバトル曲 「剣をおさめて」 をお聴きください)


いかかでしょうか。

なんか、はじめて聴くはずなのに、もう何度も聴いたようような気がする

といった感じになっていますでしょうか?


ところで今作では、「光の章」と「闇の章」という二つのシナリオが

おり重なるようにストーリーが展開されていきます。


先ほど聴いていただいたのは、「光の章」のバトル曲で、「闇の章」では

またもうひとつ別のバトル曲を用意して、バリエーションをつけるというようなこともやっています。


(ページ下部の、闇の章ザコバトル曲 「闇を裂く剣」 をお聴きください)


さて、今まで聴いていただいたのは、いわゆる「ザコバトル」といわれる曲ですね。


RPGの音楽には、もう一つのハイライト、ボス戦のバトル曲があります。

RPGの曲のなかで、作曲者の個性がきわだつのが、このボス戦のバトル曲だと思います。

ぼくなど、いろんなゲームのボスバトル曲を聴くと、作者の苦労が伝わってくるような気すらします。


ここにもいろんなタイプの曲があって、イケイケな感じのもの、おどろおどろしく恐怖をあおるようなもの、

オーケストラでスケール感たっぷり、緊張感あふれるものなどなど...。

今回の、「FFレジェンズ」ではこちらから攻めていくタイプの積極的な感じの曲にしてみました。


(ページ下部の、バトル曲 「脅威に立ち向かう」 をお聴きください)


いかがでしたか。

やったるでーという気分になりましたでしょうか。


ということで、今回取り上げたバトルの曲、

ゲームの盛り上げ役である曲たちは、こんなふうにできているというお話でした。



「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」は、いよいよ終章の前編も配信され、

物語は佳境に入ってきました。

いまからはじめても全然おそくはありません。

むしろ、待たずにさいごまで一気に遊べるという魅力もあります!

よろしければ、ぜひお試しください。

「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」公式サイト

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記事の感想、ご質問、取り上げてほしい内容などありましたら、お気軽にこちらの水田直志Twitterアカウントまで。

 かならず目をとおしますよ^^

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光の章ザコバトル曲 「剣をおさめて」

闇の章ザコバトル曲 「闇を裂く剣」

バトル曲 「脅威に立ち向かう」

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