SQUARE ENIX MUSIC BLOG Composers & Synhesizer Programmers

自分自身初ブログです。祝!

FF零式サントラのシークレットトラックについてですが、本日曲名、歌詞、試聴を公開しました。

http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/fabula/0/

詳細にしては物足りないかもしんないので、今回のプチ情報は歌詞、仮歌、コーラスを担当していただいたのは貝田由里子さんです。

以前、ミュージックガンガンでもお世話になったんですが今回も参加していただきました。

(人気のある方なので検索すると沢山出てきます)

貝田さんの声はカラオケトラックで歌声を、正確に聞く事ができますのでCDを持っている方は再度聞き直してみてください。

自分のブログ更新は不定期ですがまた気が向いたら更新します。

それでは股!

ほこらの記憶

ドラクエ25周年記念という事で、
スライム肉まんが1129日より期間限定で販売されました。
しかも凄い盛り上がり方。
Twitterのタイムラインが一瞬スライム一色になってたのには驚きと同時に
なんとも面白かったです。
やっぱ人気あるなあ~。

ドラクエと言えば、
「ドムドーラ」という廃墟の町がとても好きで、
意味もなくウロウロしているプレイヤーでした。
今思うとこの時に「廃墟の美学」が僕の中で形成されたのかもしれません。笑

あとドラクエ3の「ほこらのテーマ」。
この曲はほんと大好きで、
毎日狂ったように昼休みにオルガンで弾いていたら(ピアノよりもオルガンの方が雰囲気出る)
「ほこらを弾く」という行為自体が流行りだし、何故だかみんな練習始めて、
あちこちから「ほこらのテーマ」が聞こえてくるというなんともシュールな学校でした。
あれは可笑しかったなぁ。
そういえば、当時のサントラブックレットには楽譜が入ってて、
それを拡大コピーして譜面にしていました。

スライム肉まんを見て、ふとそんな事を色々と思い出したのですが、
ドラクエに限らず、ユーザーの数だけ色々な思い出があると思います。
今は「発信する側」になりましたが、
これからも「ほこらの記憶」を忘れずにサウンドを提供していけたらと
感じた週でした。

(スライム肉まんネタなのになんでこんな真面目な話してんだ。。)


ではみなさん、良い週末を!


Mitsuto Suzuki

はい、いよいよサウンドチェックです

意外とバタバタしておりますので、生でサックっとお届けします。ちょっぴりディレイはお許しをw
若干もたついたりコケテいる部分がありますが、細かい事は気にしないで

生きましょう、ぁ、行きましょう。(笑)

やっぱ真空管アンプは電源ケーブルから、と言う事で...。
このケーブル実はアンプよりお値段が高いです。
電源ケーブルはオーディオクエスト社製のモノ、うわはは。 義理の兄からのもらいものですがw

Sekito_Amp_Cable.JPG
ニシキヘビがメタリックになった感じ。これがほんとのヘビメタ?w


こんな風です。
マイクも立ててみましたが、足下で鳴っているのでギターの弦をはじく音も
収録されてしまいました。まーしかたが無いですね。(汗)

Sekito_Ef_Amp.JPG
マイクはスピーカーのセンターから少し右よりにしてみました


音源はコチラ。
まーこんなザックリしたものを聴かせるか!?と言う感じではありますが、楽器店等
ではこう言ったものを弾いていろいろとチェックします。
このエフェクターはノイズが少ないですね、これは嬉しいです。

いつも同じようなフレーズを用意しておくと、違った環境でもその違いがわかり易い
です。ブラインドテストは苦手ですがw

ワタクシが試しに弾くのはいつも以下のような感じです。

【ヒズミ系エフェクターのサウンドチェック】

最初の方はひずまさないクリーンなトーン(P.U.=ミックスポジション)で
その後はロックでよく使うひずんだコードトーンのリック(P.U.=リア)
ひずんだ単音のフレーズ(P.U.=フロント)
ひずんだ単音のドレミのスケール(P.U.=リア)で、
オープン、ミュート、ミッキングハーモニクス、オープンと続きます。


今回はこんな感じでお茶を濁しましたが(笑)、機会をみて何か曲を作ってみますね。
それでは本日はここまで!!


ヒズミ系エフェクターのサウンドチェック

お世話になっております。
スタッフ(浜)です。

いよいよ今月はFINAL FANTASY XIII-2のサウンドトラックが発売されますね!
水田、鈴木、河盛がTwitterで色々つぶやいていたりしますので、
興味のある方はそちらもチェックをお願いいたします。
(公式サイトも試聴曲が続々追加中です)

さて、今月は↓の音源をアップさせて頂きましたので、
お時間がある方は是非聞いてみてください。

まずはFF13-2のコンポーザーの水田からのオススメ
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【ファイナルファンタジー XIII-2 オリジナル・サウンドトラック】
いよいよ12月14日に発売の新譜。浜渦、鈴木、水田、3人のコンポーザーの個性がはじけた、とてもバラエティーあふれる曲が楽しめるサウンドトラックアルバムです。ボーカル曲多数収録、参加アーティストも豪華。聴きごたえ十分です。(水田)
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この作品のレコーディングについては、色々と私もお手伝いをさせて頂いたのですが、個人的にも好きなアーティストさんと仕事が出来たりして、思い出深い作品となりました。本当に聴きごたえ十分な内容に仕上がっておりますので、皆さん是非聞いてみてくださいませ!
※ちなみに鈴木にも来月オススメしてもらう予定です。

そして次はそんなワタクシからのオススメ。
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【クリスマス・コレクションズ music from SQUARE ENIX】
夏にも一度山中からオススメさせて頂いたのですが、やはりここはクリスマスシーズンにオススメするべきだろう!と思ったので再度オススメをさせて頂きます!試聴ではFFXIII-2の作曲家3名の担当曲を選ばせて頂きました!(スタッフ(浜))
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自分で書いておいて補足するのもナンなのですが、やっぱりクリスマスシーズンなのでクリスマスらしい作品のひとつも紹介したいところ。昨年発売の作品ではありますが、今年聴いても十分楽しめますので、気になった方は是非!

ちなみに試聴用の3曲には入れられなかったのですが、個人的に凄く好きな曲をブログにてご紹介。

こちらはクロノトリガーの人気曲「風の憧憬」を山崎がアレンジしたものですね。
公式サイトでは冒頭から1分間程度聴けるので、ちょっと違うところから抜き出してみました。

実はこの曲、はFFXIII-2でも参加頂いている真部裕さん(Violin)と海老澤祐也さん(Acoustic Guitar)に演奏をして頂いております。

お二人とも素晴らしい演奏をして頂いているのですが、たしか、この時に真部さんが演奏されていたバイオリンが、もの凄く高級なものだったような気がするので、耳に自信がある方は、特にバイオリンの音色をチェックしてみて下さいませ。私は聞き分けられないかも(笑)


そして毎月恒例スタッフ(白)からのオススメ。
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【戦国IXA 戦人奏乱 -出陣-】
大人気ブラウザゲーム『戦国IXA』の世界観を“PAX JAPONICA GROOVE”氏とスクウェア・エニックスのコンポーザー陣がサウンド化!多種多様なサウンドで、戦国IXAの世界を彩りますよ。(スタッフ(白))
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歴女という言葉を聞かなくなって久しい気もしますが、戦国武将の人気はまだまだ衰えていないようですね。色々な曲が聴けますので、12月21日の発売日をお楽しみに!

以上、11月のラインナップでした。
12月のRecommendもお楽しみに!


(´ `)。。oO(年末もてんやわんやしそうな予感。。)

「肩書きは作曲家です」

いよいよ来月15日にリリースとなるゲーム『FINAL FANTASY XIII-2』。
鈴木セッションでは沢山のミュージシャンやエンジニア、クリエイターの方々が
参加してくれました。
今日はその中から、僕の曲でピアノを担当してくれた
とくさしけんご君を紹介したいと思います。
真面目なんだけど、どこか壊れている彼の人柄と音楽性が面白く、
割と直感的にお願いしたわけで。
そういえば真面目に音楽の話をした事がないのでいい機会かも。

Q&A形式でどうぞ!
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(1) とくちゃんて何する人?そういえば経歴教えてよ?

完全にクラシック出身なんです。肩書きは作曲家です。
といいながらも、一番最近の仕事はオーケストラの指揮で、昨日やっていたのがとあるアニメキャラクターが歌う曲の制作なんです。楽譜の納品はなし。
で、本当に今直前までやっていたのが別のデスメタルスタイルの曲の歌入れだったんです。
これも楽譜の納品はなしで、どんだけ五線紙と鉛筆から遠いんだ、と、時代もぼくも。
いや、時代は、関係なかったです。言い過ぎました。たまたまぼくの先週がそうだっただけでした。
経歴でいうと、タナカカツキさんの「ALTOVISION」というブルーレイ作品集のサウンドトラックや、映像のための音楽は本当にたくさんやらせていただいています。大好きですし。

(2) ゲームってプレイする?FINAL FANTASYとの出会いって?

最近よ~~やくプレイステーション3を買ったんです。
今回みたいにゲーム内の音楽に参加させていただいたり、色々関係させていただいているのに、
いい加減ゲーム機を持っていないのは不自然!ってなりまして、買ったんです。
もう猿みたいにやっていて、勢いよくソフトも買っているのに、一つもクリアできないんです。
才能を感じられない。
『FINALFANTASY』シリーズは、僕らの世代にとっては小学校とか中学校とかの公用語だったじゃないですか。「今レベルいくつ?」から話が始まる、みたいな。ぼくはFFVが最初でした。

あと、出会いというか影響というか、ゲームの音楽って、ものすごく繰り返し聴くことになるんですよね。
特にぼくみたいに全然先に進めない人は、とことん聴くので無意識的なところまで刷り込まれる。
今から思えば、たとえば一番最初にモーリス・ラヴェル的な和声語法に親しんだのは『FINALFANTASY』シリーズだったんじゃないかと思うんです。しかも無意識的に。これすごいことなんですよ。
17世紀フランス発、20世紀初頭モーリス・ラヴェル経由、20世紀後期スクウェア経由、ぼくんち。
ですから。壮大なんです。

こういうことはゲーム音楽では絶対多いはずなんですよ。徹底的に繰り返し聴くので。
最初に親しんだハイドンスタイルの音楽はドラゴンクエストの城だった、とか。
最初に親しんだラテンスタイルの音楽はチョコボだった、とか。
最初に9thのコードにグッときたのはマリオのテーマの冒頭だった、とか。(他社さんのゲームですけどw)
ざっくりすぎますが、ドイツ音楽をドラゴンクエストに、フランス音楽を
FINAL FANTASYに無意識的に学んだ、っていう人は絶対にいるはずですw

最近では、最初に親しんだエレクトロニカやmax/mspサウンドがゲーム内の光人さんの音楽だった、とかもきっと起きてますよ。

(3)今回、何曲かピアノをお願いしたけど、どうだった?

いただいた曲が、和声的にもオーケストレーション的にも、元々シンプルで風通しのよい曲だったんです。とにかく気持ちいい。
こんな音楽がフィールドに流れていたら動けなくなる。クリアできない。コントローラー置いちゃう。
きゃっきゃ言いながら複数テイクを録らせていただきました。
それを全部光人さんに丸投げ、とw
でもそれらを光人さんがエディットした完成品を聴かせていただくと、ちゃんと光人さんの統一されたトーンの音楽になってる。これはホントにいい意味で。
光人さんとご一緒させていただくのはたぶん3、4回目なんですけど、いつも音の出会いに感激します。

(4)何か一言

今回の打ち合わせでスクウェア・エニックス本社に伺った時に、今日は少年時代のお礼を言いに行く日なんだ、って決めていたんです。
どれだけぼくたちの少年時代を楽しませてくれたんですか!と。
でも全然伝えきれなかったんで、もう一回打ち合わせを希望いたします!
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今回ピアノをお願いしたら快諾してくれた、とくさしくん。
すぐにいくつかテイクを送ってくれて、
こういうレスポンスの良さってとても大事で、おかげで作業もスイスイと進みました。
是非とも近いうちに遊びに来て下さいね。笑

とくさしくんにはピアノの他にある楽曲のアレンジもお願いしています。
こちらもお楽しみに!
mitsuto_pict_111125.jpg
 
とくさしけんご http://mimimimi.me/profile.html


ではみなさん、良い週末を!


Mitsuto Suzuki


【特記事項】
FINAL FANTASY XIII-2オリジナル・サウンドトラックのサイトがOPEN!
発売に向けて試聴等その他コンテンツを毎週更新予定。
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/fabula/ff13-2/