SQUARE ENIX MUSIC BLOG Composers & Synhesizer Programmers

自分はロックのイメージが強いかも知れません。

でも普段激しいのあんまし聴かないっす。

ジャンルで分けたりあんましないかな。面白いな〜と思った曲は飽きるまで聴きますね。

良い曲聴いた後は「カッコいいなー」と思いますが「何で作ったのが自分じゃないんだろっ」と思い嫉妬してしまいます。

 

あと仕事で参考曲と言われた曲も1回しか聴かないっす。(似ちゃうと嫌なので)

ウチの会社の心配マンは「僕はインスト聴かないっすね〜」と言ってました。笑

すんません、インスト多くて。


今日は開発中、仮曲名の話です。
普段、楽曲の曲名がつくのはCDのマスタリングという作業が
行われる少し前の段階になります。
開発中はどういった仮曲名が付いているのか?
自分が参加したタイトルの中からいくつか紹介してみます。


bgm01(シンプルにbgmと番号をつけるパターン)
M01(音楽リストのナンバーになってたり曲が出来た順だったり)
Dungeon1(ダンジョン)
Bat1(バトル1の略です)
BossBat(ボスバトルの略です)
Zidane(キャラの名前だったり)
Dali(村の名前だったり)
Something01(どこかで使おうという感じ)
Fanfare、GameOver(これは説明不要ですね)
manbo(マンボー?崎元さんの仮タイトルは謎が多かったですね 笑)

ファイル名は文字数制限、使わない方が良い文字等があるのですが、
短い曲名の中にも各作曲家、個性色々で面白いです。
基本はシンプルにどこで使われるのかを解り易くですが、たまに全くどこで
使うのかが解らないような名前がついたりする事もあります。がこれは
これで面白いです。

例えば

プランナーさん
「もうちょっとマンボーのボリュームあげて下さい。」

自分
「いやもうマンボー限界で上がらないですよ。」

なんて会話を開発末期に真剣にしてたりして少し和んだりもします(笑)


あと面白いのは開発期間中は仮タイトルで曲を呼んでいるのでCDが発売されてから
しばらくは曲名を言われるより仮タイトルを言われた方がすぐにあの曲か!
と思いだせるのもサウンド開発者あるあるかと思います。


今日はシアトリズム ファイナルファンタジー発売記念という事で懐かしい曲、FFIX「独りじゃない」を
試聴できるようにしてみました。
この曲、開発中に植松さんがつけていた仮タイトル名は「Cry」。

僕はこの曲を聞くとFFIX、ハワイ開発の楽しい思い出が蘇ってきて凄く寂しい気持ちになります(笑)

以上、河盛でした。

独りじゃない

Congratulations!

OSVOSTOTY 2011 Awards 
FINAL FANTASY XIII-2 Original Sound Track 受賞!

mitsuto_pict01_120224.jpg

http://www.originalsoundversion.com/3rd-annual-osvostoty-2011-awards-winners-and-runners-up-announced/

チームの皆で喜んでいます!!

Thank you for everyone!!

はい、今日はギターのお話。

画像をご覧ください。
6弦の黒いギターと7弦の赤いギターをちょっと比較してみましょう


まずは弦の本数にご注目を。


6本と7本...。

弦が6本のギターはいわゆる標準的なモノ。
ぉ、7本の方はもう将棋盤のようになってますね、王手〜っ!!
画像を個別に撮ってしまったので、どれくらいの差があるか
比較は
出来ませんが(汗)、12フレットあたりで約10mmほど幅が広いです。


7弦ギターは、弦が低い側に1本多いためより低い音出せます。


次にフレットの数にご注目を。


22フレットと24フレット...。

フィンガーボード(茶色の部分)上に白いドットのポジションマークと
言うモノが付いていますが、
2つ並んでいるところが12フレット。
6弦の方が22フレット、おやおや? 7弦の方は24フレットまであるぞ!

7弦ギターは、フレットが2つ多いためより高い音が出せます。


Sekito_6.JPG
6弦、22フレットのギター


Sekito_7.JPG
7弦、24フレットのギター


うむ。
しかしながら、より高い音、より低い音が出せる7弦ギターがあまり
ポピュラーじゃないのはどーしたものか?

ザックリ考察しますところ...。
アンサンブルにおいては上下の幅広い音域は他の楽器にお任せしたり
する場合が多いので、6弦あたりが手頃なのでしょう、弾きにくいし。(笑)


かくいうワタクシも7弦ギターなど普段は弾いておりませんでしたが、
最近は6弦ギターだけですませる事が出来る楽曲も、わざわざ7弦で弾いて
いたり
します。

理由は早く慣れて、うまく弾けるようになりたいからですね、うわはは。
こうして写真を撮るためにしまってあった6弦ギターを引っ張りだして...
なんと驚きました!

ネックが極端に細く、しかも弦が1本足りない どこいった?(笑)


これはきっと7弦ギターに慣れてきた証拠、良い傾向に違いありませんぞ!?
さぁ〜この7弦ギターからどんな音が飛び出しますやら...。

うっひっっひっひ...。 (^^


それでは本日はここまで!

この間NHKの番組観ていたら米作りしている農家の方の特集でした。

作り方にかなり拘っていて無農薬で値段も1kgで5000円。(自分が買うのは5kgで2300円の無洗米です。)

5kg買うと25000円なのでかなり高い。でもすぐに売り切れてしまうみたいです。

その方は毎日、お米の前でラジオ体操して台風が来そうになったらお米に「台風が来るよー」と話しかけるんです。

その方曰く「厳しい環境で育った米は上手いんだよ」と言っていました。

作り手が愛情込めて、拘りを持って作られた物には多少高くても欲しくなる。

音楽もカッコいいのは当たり前ですが、作り手がやりたい事をやったというのも重要です。

そのお米食べてみたい!と思いましたが名前忘れました。

マタ!