この間NHKの番組観ていたら米作りしている農家の方の特集でした。
作り方にかなり拘っていて無農薬で値段も1kgで5000円。(自分が買うのは5kgで2300円の無洗米です。)
5kg買うと25000円なのでかなり高い。でもすぐに売り切れてしまうみたいです。
その方は毎日、お米の前でラジオ体操して台風が来そうになったらお米に「台風が来るよー」と話しかけるんです。
その方曰く「厳しい環境で育った米は上手いんだよ」と言っていました。
作り手が愛情込めて、拘りを持って作られた物には多少高くても欲しくなる。
音楽もカッコいいのは当たり前ですが、作り手がやりたい事をやったというのも重要です。
そのお米食べてみたい!と思いましたが名前忘れました。
マタ!
2/16にシアトリズムファイナルファンタジーが発売されました!!
という事で今回は昔話でも。
ファイナルファンタジーX
「ザナルカンドにて」 ※ページ下で試聴できます。
について書いてみたいと思います。
プレイステーション2はDVD-ROMだったので、ファミコンと違い録音した音楽がそのまま鳴っていると
思われている方も多かったかと思いますが、実は内蔵音源という少ない容量に
音を詰め込む方式で音楽は鳴っています。
(マニアックな人向けに内蔵音源の解説は機会があればまた書いてみようかと)
植松さんからmidiデータを貰ってからプレイステーション2で音楽を鳴らす為に
僕の方で作業をするのですが、この曲では2つの大きなポイントがありました。
1、植松さんのアイディアで植松さんのmidiを譜面にし、
クリックを使わずピアニストさんに弾いてもらったものを演奏データとして録音し、
ゲーム用データに変換して鳴らしました。
サスティーンペダルの情報をどう扱うかという事や、
発音数の問題などもあったのですが、今日は細かい話しはおいておきます。
元々の楽曲の良さプラスアルファで生演奏が加わる事により、
何度聞いてもグッとくる感じになっているかと思います。
2、内蔵音源では音色を少ない容量に収めなければいけないので、
音質を大きく犠牲にしなければいけないのですが、
プレイステーション2になった事により音色に使える容量も増え、
ステレオ波形でピアノの音を鳴らす事ができました。
音楽がステレオで鳴るのなんて現在では当たり前の事ですが、
この頃の内蔵音源という方式では単発の楽器の音はモノラルが多く、
ステレオ波形が使えた事で曲に広がりと深さが加わりました。
この曲のピアノの音はなかなか上手くいかず、何度も音を変更し時間がかかり苦労したのをよく憶えてますが、
ゲーム画面とティーダの台詞、そしてこの曲が流れてきたのを最初に見た時は
感動して苦労なんて吹っ飛んだな~!
なんて懐かしく思いながら僕もシアトリズム ファイナルファンタジーで遊んでいます。
あ!でもクリックを使わなかったのでシアトリズム ファイナルファンタジーで
この曲のテンポデータを作成するのには苦労しました。
まさか12年後に苦労するとは思わなかった(笑)
ちょっと長くて複雑な話しになっちゃったかな。。。
以上、河盛でした。
シアトリズム ファイナルファンタジー公式ページ
http://www.square-enix.co.jp/t_ff/
ファイナルファンタジーXサントラページ
http://bit.ly/wf9XLU
昨日、情熱大陸をお菓子食べながら何となく観てたんですが、パティシエさんでかなり好感持てました。
「相手を喜ばせる事が、自分のレベルアップになる」って言葉がかなり印象的で我々の仕事にも言えます。
ゲームや音楽を作って皆さんに喜んでいただく事が我々の、会社のレベルアップに繋がります。
当たり前の事と捉えると意識もしないかもですが、時にああいうシンプルな言葉の方が心に響く事がある。
独り言でした!
再構築
今週はあるプロジェクトのリミックスを行っています。
原曲は社内スタッフ担当で、しかもよく考えたら一緒に仕事をするのは今回が初!
リミックス素材って一度投げてもらったら、そのまま進めるのが常なんだけど、
社内スタッフの場合は何かとフットワーク軽くて良いです。
確認してもらうのも一声かければ聴いてもらえるしね。
今週2曲OKが出たので、
来週はミックス兼ねて、時間の許す限りブラッシュアップという感じ。
しかし2月早えー。
うかうかしてたら終ってしまう!
そうそう、風邪が流行ってるようなのでみなさんも注意して下さい~。
ではみなさん、良い週末を!
Mitsuto Suzuki