こんにちは、水田です。
僕たち音楽スタッフのブログやTwitterでのつぶやきに、ときどき「マスタリング」という単語が出てきますよね。
同じようなスタジオで作業しているイメージから、たまに「レコーディング」と間違われることもあるのですが、「マスタリング」は、それとはまた違った作業なのです。
じゃ、いったい「マスタリング」とは何なのか。ごくかんたんにいいますと、「できあがった数々の曲を持ち寄って、一枚のCDとして完成させるための作業」というふうに言えると思います。
録音とミックスが終わってできあがった曲は、一曲一曲それぞれは完成していても、それを一枚のアルバムに入れるとなると、一曲ごとに音量の差が大きかったり、音質的にもばらつきがあったりと、そのままでは都合が悪いことが多いのです。
それを、マスタリングという工程で、音量のバランスをとり、音質を整え、アルバムの曲順に並べ替えて一枚のCDにまとめるというわけです。
たとえば、今度11月9日に発売される"FINAL FANTASY XI Original Soundtrack -PLUS-"
このアルバムに収録されている曲は、ほとんどがプレイステーション2の内蔵音源を使ってできているのですが、なかに数曲だけ、プロモーション用として一般の音源で作成されている曲があります。
単純に並べてみると、やはりゲーム機から録音したものと一般の音源では差が目立ちます。
そこでマスタリングという作業で、並べて聴いても違和感がないようにするのです。
(つづく)
小さな巨人
もう10年程愛用してるスピーカーがあります。
SONYのSRS-Z-1という口径が3~4センチ位しかない小さなスピーカーですが、
めちゃくちゃ定位感が良くて即買いした一品。

先日ブースの扉を開けて、こいつでモニターしてたら、
ソケンさんが音につられるようにやってきて、
「わっ、いい音!これで鳴らしてるの!?」
と、興奮気味だったのが面白かったです。
「いいでしょ、いいでしょ?」
と言いながらブリブリやってたのですが、
全体のバランスが解りやすいというか、なんというか癖がなくて、
とても自然に音楽が聴けます。
ただサイズ的に低音関係はあまり出ないので、
これだけで最後まで混ぜるというのはありませんが、
DS「SIGMA HARMONICS」やPSP「the 3rd birthday」等の携帯ゲーム機の確認時に、
リファレンスとして大活躍しました。
小さいスピーカーを囲んでおっさん達が「あーだ、こーだ」言ったりする様子は
絵面的に可笑しかった事でしょう。笑
あとメインで使用しているGENELECの音に飽きた時や、
気分を変えたい時に聴くのにちょうど良くて、液晶モニター横にぴったりおさまるのもポイント。
(スピーカーの位置は割とコロコロ変更しますけど、それも小さいから楽って事で)

ただ残念なのが既に生産終了なんですよね。
うーん、壊れたらどうしたものか。。
と、まぁそういう不安は多々ありますが、今日も元気に活躍しています。
ではみなさん、良い週末を!
Mitsuto Suzuki
果物の会社
仕事で初めてMacを使ったのは94年頃、
音を扱う仕事をしている割には比較的遅めで、
しかもかなり必要に迫られて使い始めた記憶がある。
当時勤めていた会社の開発環境が一新されて、
「波形編集」専用機として使い始めたわけだけど、
BGMを作る時はハードのシーケンサーを使って、
内蔵化をMacで行うって今思うとかなり面倒臭い事をやってました。
(それでも、それ以前の開発に比べたら百倍位マシだったけど)
音楽を作る事と直接結びつくのはもう少し後になってからで、
ちょうど東京に上京する事になって、
こっちで知り合ったミュージシャンや知り合いが
ほぼ全員Macで音楽を作っている事実を目の当たりにしても、
僕にとってはシーケンサーは「道具」にしかすぎないし、
「音楽性」自体が変わるものではないと思ってたのですね、
はは^^;
ある時、
「まぁMacは文房具みたいなものだから」
っていう友達の一言が妙にしっくりきて、翌日にはあっさりポチってました。笑
その後、色んな楽しい事やサプライズがあり今に至るわけなのですが。
~~
通勤途中、iPhoneで突然知ったNewsには驚いたけど、
facebookを立ち上げて、iPodで音楽聴いてMacでメール書いて、
あともちろん音楽を作る時も売る時も、
今更ながら生活の一部として自然と付き合ってる事に気付いた、
今週の大きな出来事でした。
ありがとう。
Mitsuto Suzuki
皆さんどんばんわ。
サウンドの祖堅です。
新宿ともなれば、駅前なぞ歩いてれば視界の中に96%の確立でニーハイ様が見受けられるようになった
太陽活動連続極小期樹立中な涼しい昨今
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて明後日10/5はFinalFantasyXIV、パッチ1.19の配信日でございます。
マジですげえ作業量だった。。。。ほんとゲッソリしたわ。。。
1.18も製作する物量にビビってたけど、
今回はその5倍はあったかな。。。?
Twitterでボソついたけど、1.19で追加した曲振り返ってみたら14曲もあったYO!!!
本日はその14曲+1ジングルを配信前にダイジェスト版というカタチで特別公開しちゃいます!!
明らかにどこで使用される曲なのかマルワカリのモノもあれば
どこで使用されるのか不明なモノまでたくさんありますが、
とりあえずポチっとして聴いてみてクダサイよよよよよよよよろしくオオオオネガイいたします!!
とかいいつつ一番タイヘンだったのはサウンドデザイン作業だったのは内緒だ!!
更にそんな激務最中にCEDECに登壇することになって、
翌日には電脳空間で「気合だトッツァン」呼ばわりされてたのも内緒だ!!!
※そんな気合連呼してなかった気がするけどなあ。。。汗
でも、素直にあのアイコンには笑ったゼ!
FinalFantasyXIVパッチ1.19新規BGMダイジェスト
こんばんわ。スタッフ(浜)です。
おかげさまで今月もギリギリ更新できました。アブナカッタ!
10月はFINAL FANTASY 零式、12月はFINAL FANTASY XIII-2と、注目作が目白押しですねー。
サウンドスタッフの渾身の作品達もゲームで鳴りますので、皆様楽しみにお待ち下さい!
さて、今月は↓の音源をアップさせて頂きましたので、
お時間がある方は是非聞いてみてください!
まずはシンセサイザープログラマーの野田からのオススメ
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【Another Mind ORIGINAL SOUNDTRACK】
「あなたは誰?」「どうしてここにいるの、出てってよ!」がキャッチコピー?の、
スクウェアでは珍しい実写でのゲームでした。
当時入社したてで参考に聴いておりましたが、ゲームも音楽も結構ツボにはまってしまい、
自分では担当していませんが、好きな作品です。(野田)
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かなり意表を突いた選曲でワタクシも驚きました Σ(゜゜ )
残念ながら既にこの作品は絶版なので、再販してほしい場合はsem_sepまで!
次はコンポーザーの山崎のオススメ。
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【DIRGE of CERBERUS -FINAL FANTASY VII- MULTIPLAYER MODE Original Sound Collections】
バトル曲全般かなり好きにアレンジさせて頂きました。
Turks101などは自身が思うタークスのイメージをかなり具体的に表現出来たかなと思います。
ボス系はそれぞれのキャライメージを象徴するような音やリズムを入れて工夫しています。(山﨑)
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それぞれのキャライメージを象徴するような音やリズムを入れているとは・・・
そういうところも気にしつつ聞いてみると、面白いかもしれませんね!
そして毎月恒例スタッフ(白)からのオススメ。
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【NieR Tribute Album -echo-】
2010年のゲーム音楽でも一際目立った存在「ニーア」のトリビュートアルバム。エレクトロニカや8bitなど、さまざまなジャンルのアーティストが参加した『全く新しい作品』と言って良い出来栄え。ニーアサウンドが持つ新たな一面が垣間見えます。(スタッフ(白))
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このアルバムで二ーアの音楽CDも3種類目となるわけですが、これもひとえに皆様の愛(という名のCD購入)のおかげです!
SemSeqのツイートによると、冬くらいにピアコレも増えるようなのでお楽しみに!
以上、9月のラインナップでした。
10月のRecommendもお楽しみに!
(´ `)。。oO(来月こそはもう少し早めに準備するっ)