SQUARE ENIX MUSIC BLOG Composers & Synhesizer Programmers

今週あれこれ

9月2×日
以前、在籍していた会社の先輩から連絡あり。
「××さんが渡米されるので送別会します、鈴木君来るように」
なんだかよくわからない状態だけどパイセンの誘いを断るわけにいかない。笑
諸々懐かしい話やらなんやらで時間があっという間に過ぎてお開き。
今後活躍されるのが楽しみだ。
一人で軽く飲み直して帰宅。

9月2×日
とある経由から突然リミックスが送られてきた。
「なになに、ドイツからですか」しかも割と最近の曲をリミックスしてくれている。
もちろんパブリックな物ではないのだけど、
僕個人としてはとてもありがたいし楽しませて聴かせて頂きました。

9月2×日
夏季休暇明けの山崎君がさっぱりとした顔でブースにやってきて、
「はい、みっちゃんお土産!」と日本酒と漬物をくれた。
「いいね~、わかってるね~」と、ありがたく頂戴。
偶然だけど、お土産にお酒をよく頂く週だった、みんな旅行だね~。

9月2×日
秋日和。

弊社に営業に来られたクリエイターさん達の音源資料全て目を通す。
いや、厳密には聴くですけど。

怒ったり笑ったり、そして感動したりととても人間的感情の一日。
帰宅してゆずに遊んでもらう。

9月2×日
色んな事をいろんな人と打ち合わせ。
今年もあと3ヵ月か~、と思いながら諸々逆算してみたら、
自分の夏休みが少しやばい事に気づく。
おかしい、めちゃめちゃ計画的に物事を進めている筈なのに!
と、言ってても仕方ないのでウルトラCで乗り切ろう。
(ちなみに現在は「ウルトラC」とは言わずに「ウルトラE」と言うらしいです、知らんかった)


ではみなさん、良い週末を!


Mitsuto Suzuki

 

緊急告知で...

またまた登場です、お騒がせしております。

2連ちゃんも3連ちゃんも同じだ!w ま、いろいろ段取りもありまして...。(汗)


さて、以下のアルバムに参加させていただきました!!

『スーパーレアトラックス


詳しくはコチラ

約40組のすばらしい作家のみなさんと一致団結です。
ご一緒できまして大変光栄に思っております!

微力ながら復興に向けて何かのお役に立てれば幸いです。


さて、ワタクシの楽曲は...。

現在開発中の?iPhoneのゲームの?「雑魚戦闘曲」を?
提供させていただいたものになります?

疑問文だらけなのは、予告無く仕様変更の可能性もなきにしもあらずw


「雑魚」にしてはちょっと派手なシンフォニック調ハードROCKではありますが、
ワタクシはこう言う曲調が大好きなので仕方ございません、うわはは...。

戦闘は熱く燃え上がらないと! イッヒッヒッヒ...。


また、本アルバムでは専用のアレンジを施しまして、ゲーム中では聴けないバージョン
になっております。長くなっているのでなかなか聴きごたえがあるのではないかな?

と、一人で思っておりますw


しかしながら、大変短い試聴用となっており、びみょーに全体が見えない感じですが、
ぁぃすみません...。(汗)

本日はココまで!!

 

The Battle of Ziggy(for New iPhone Project)

The Battle of Ziggy (for New iPhone Project)

さーやってまいりました。いよいよ組み立てます!

今日の投稿は
ちょー長いです、読む前にぜひトイレ休憩をw

まずワタクシの場合は細かいパーツを仕様書にあてて、取り違いの無いように
基盤にハンダ付けしていきます。ここで取り違えるとあとで大変な事に...。

Sekito_parts_01.jpg
抵抗などはどれも似た形をしていますので慎重に仕分けしましょう。

この準備をしっかりやっていると意外と早く出来ます。


Sekito_Kiban_01.jpg
ハンダ付けはしっかりと、でもハンダの量が多すぎると他の端子に接触してショートしますので慎重に。

ハンダは基盤の裏から。この時、背の低い部品から順番につけていくと
基盤の表では部品が密集している箇所などもあるので、何かと楽チンです。


Sekito_Kiban_02.jpg
抵抗はプラス、マイナスの極性は無いのでサクサク行きましょう。

はい、抵抗関連のハンダ付けが半分終わりました。
ここまで20分ほどです。仕分けの効果絶大ナリ!(笑)

Sekito_Kiban_03.jpg
コンデンサは極性があるものもありますから慎重に


抵抗のハンダ付けが終わり、次は背の高いコンデンサ類です。
これもあらかじめ仕分けしておくと楽ですよ、いつの間にかIC用のソケットも
付きました。(笑)

Sekito_Kiban_04.jpg
いろいろ付いて賑やかになってきましたw

最後に一番背の高い部品、そうトタンジスタを付けます。
この部品は熱に弱いのでハンダ付けにあまり時間をかけすぎると壊れて
しまいます。サクッ!と付けましょう。ササッ、ササーッ、サック!

これで電子部品の取り付けはほぼ終了です。

後は切り替えスイッチ、ボリュームポッド、LEDやそれらのワイヤリングが
ありますが、
おっとその前に...
せっかくなのでアルミダイキャストケースにペイントしてしまいましょうよ!!

本来は素のアルミケースのなんとも飾り気の無いところがプロっぽかったり
して、
これはこれでかっこいいのですが、今回は塗装してみましょうかね...。

あまり凝った事は出来ませんが...。1、2色程度ならいけるかな?



Sekito_Box_01.jpg
美しいアルミのダイキャスト(鋳造)製ケース

さてー何色にするかな...?

それでは次回塗装編をお楽しみに!  


では本日はここまで〜



はい、ギター用エフェクター(ヒズミ系)の組み立てキットが届きました!!

ツイッターでも紹介させていただいたのですが、この画像はそれとはアングルが
少し異なります。何枚も撮っておくものだぁ〜(笑)

Sekito_OD.jpg
うむ、小さな部品も多いので無くさないようにしないと...。


さて、それではコソッと始めるとしましょう。
完成するのか?しないのか?

こうご期待くださいませ!!

 

PSG meets PS2

明日、23日は秋分の日で祝日なので、
今週は前ノリ週報でお届致します。

21日にリリースされた
Sq Chips収録(
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/sq/sqchips/
「水のほとり」で行ったアレンジの手法について軽く触れようと思います。

僕の場合アレンジやりミックスを行う場合、大体下記2パターンに当てはめる事が多いのですが、

●原曲に忠実に音を差し替え、補足する
●原曲を自分の解釈で再構築する

今回は前者にあたります。
Sq Chipsは「チップチューン」という明確なコンセプトがあるので、
可能な限り原曲に沿ってPSG(※)に差し替えたいなと思ったわけです。
原曲「水のほとり」は「FINAL FANTASY XII」でPS2による豊かな音色と抑揚表現を
行っているのに対し、対比的にチープなPSGアレンジにできればこれまた面白いなと。
出発点はそんな感じでした。

具体的なアレンジについては、XIIのマニュピレータを担当した河盛さんから、
生MIDIと呼ばれるオリジナルデータを元に縦軸&横軸、その他諸々+αを行っています。
縦軸調整と言うのは、音の重なりの事で、
抜けの良いPSG音源でコードを鳴らすとうるさくなるので、アルペジオにしてばらしたり、
パートを抜いたり、和声を簡略化したりという作業ですね。
横軸というのは曲の進行=時間の事で、今回は基本原曲に沿った構成ですが、
部分的に繰り返したり構成を変えている部分もあります。

原曲を生かしつつより少ない音数でアレンジしてチープにまとめる、
このあたりが今回の「チップチューン」アレンジのポイントかな。
「あー、ファミコンっぽい!」とか「どっかで聴いたっぽいぞ!」とか思ってもらえると嬉しいです。

というわけで最後に、
オリジナル「PS2音源」+Sq Chips版「PSG音源」を混ぜたバージョンを特別公開~。
(ちなみにこれは仕事の合間に息抜きに編集して作ったアウトテイク)

Blog限定特別試聴Vers.お楽しみ下さい。
 

うーん、こういうライブバンドあったらかっこいいんだけどなぁ。



ではみなさん、良い連休を!


Mitsuto Suzuki

※ Programmable Sound Generator - PSG音源。ファミコン等で使用されている音源チップ。ピコピコ。

【特記事項】
FINAL FANTASY XIIオリジナル・サウンドトラック
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/ff12/

水のほとり PSG meets PS2.mp3